[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 船越小学校グラウンド整備について
⑴ 現在の状況をどう見る
⑵ グラウンド整備の実現を
船木議員のご質問にお答えいたします。
ご質問の第1点は、船越小学校グラウンド整備についてであります。
今年の船越地区市民運動会は、当日は晴天であったものの、前々日の降水によりグラウンドが使用できず、船越地区の皆様が、当日まで準備にご苦労されたこともあり、残念な思いを抱いたところであります。
グラウンドの整備については、保護者からの要望を受けて、野球で使用する内野部分に10トントラック2台分の砂を入れるなど、降雨対策を実施してきたところであります。
グラウンドの表面排水の流れを良くするため、グラウンド表面に傾斜をつけ、周囲の溝に雨水を導く方法も、対策の一つとして検討しているところであります。
嵩上げや暗渠の整備など抜本的な改修については、ご指摘のように多額の財政負担が伴い、早急に実施することは困難であることから、中・長期的な計画のもとで検討してまいります。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 2 船越小学校前の道路状況について
⑴ 船越小学校前の市道の整備を
ご質問の第2点は、船越小学校前の道路状況についてであります。
まず、船越小学校前の市道の整備についてでありますが、市道、船越・脇本線の舗装修繕は、社会資本整備総合交付金を活用し、平成24年度から舗装修繕工事を実施しております。
工事に際しては、路面状況の良くない区間を優先して対応しており、平成29年度からは、船越保育園の交差点側から脇本方面への修繕工事を実施する計画としております。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 2 船越小学校前の道路状況について
⑵ 雨水による水害について
次に雨水による水害についてであります。
まず、船越小学校校門付近の土砂の流出については、これを防ぐ対策として、平成25年に、校門の両側に土砂流出止めの措置を講じております。
次に、校門から道路に向かって流下する雨水については、学校敷地内で処理する措置を検討してまいります。
また、道路に広く水たまりができる状態の解消に向けては、船越小学校前の市道船越・脇本線に接続する本町1号線の側溝の流れが悪いことも一因と考えられることから、本町1号線の側溝整備を今年度より2年計画で、下流側から取り組んでいるところであります。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 3 ジョイフルシティ跡地問題について
⑴ 今の現場の現状は
ご質問の第3点は、ジョイフルシティ跡地問題についてであります。
まず、防犯・防災・環境に配慮した市の対応についてであります。
ジョイフルシティ跡地は、建物解体後に空き地となり、雑木が生い茂る状態となっております。
土地所有者からは、当該土地については、バリケードを置くなど侵入防止対策を措置しているところであり、環境対策としての草刈りの実施についても、来春以降、検討すると伺っております。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 3 ジョイフルシティ跡地問題について
⑵ その後に進展はあったか
次に、今年の3月定例会終了後から現在までのジョイフルシティ跡地の利活用にかかる状況の進展についてであります。
ジョイフルシティ跡地の所有者である株式会社伊徳には、男鹿市での事業展開をお願いし、その検討状況を確認しているところでありますが、現時点では、本市における出店の計画及び来店動機を同じくする事業者への働きかけ等について、特に進展はないと伺っております。
また、店内へ市民サービスセンターを設置することについては、当初、株式会社伊徳から他市の事例を引き合いに話題としては出されていたものの、具体的な提案ではないものであります。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 3 ジョイフルシティ跡地問題について
⑶ 今後の対応は
次に、今後の対応についてであります。
先ほど申し上げましたとおり、現段階では具体的な動きはない状況でありますが、ジョイフルシティ跡地につきましては、かつての賑わいを再び甦らせることを期待する市民も多くいることは認識しております。
市といたしましても、跡地の利活用は地域の活性化のため重要な課題であることから、株式会社伊徳には、今後も、本市での事業展開を粘り強くお願いしてまいります。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 4 防犯・防災について
⑴ 地震対策について
ご質問の第4点は、防犯・防災についてであります。
まず、地震対策についてであります。
市では、東日本大震災の教訓を生かし、災害発生時の備えとして、自主防災組織の設立や、備蓄物資の数量の確保などに取り組んできたところであります。
大規模災害発生直後に、職員がとるべき行動を明確化するための男鹿市職員初動対応マニュアル、広域的な物資・ボランティア受入れのための男鹿市災害受援計画、災害時に優先的に実施すべき業務の執行体制や対応手順を定めた男鹿市業務継続計画を策定し、迅速な初動体制の構築が図られよう努めております。
さらに、大規模災害を想定し、事前の備えの方向性を示す「男鹿市国土強靭化地域計画」を今年度中に策定することとしております。
また、市民の防災教育として、市民参加のもと男鹿市総合防災訓練を実施しているほか、男鹿市防災リーダー認定講習会においては、外部講師による防災講話や災害時図上訓練を実施することで防災知識の習得を推進しております。
次に、災害に対する防災施設等の整備についてであります。
市では、避難する方向に関する情報提供として津波避難場所表示看板を92箇所、津波避難誘導看板を92箇所、太陽光発電式LED避難誘導灯を95箇所、夜間でも見やすい蓄光表示シート等の電柱などへの貼り付けを104箇所実施しております。
また、高台避難の手助けとして、上りやすくするための階段や手摺の設置、急こう配の避難路のゆるやかなスロープ化や転落防止柵など各地区の自主防災組織との協議により、6地区、28箇所に整備しております。
次に、津波被害に対するハード面の整備状況についてであります。
初めに、船川の臨港地区における津波対策でありますが、実施主体である県からは防潮堤は、整備に長期間を要することから津波避難タワー及び漂流物対策施設の整備を先行して進めて行く予定であると伺っております。
居住地域を木材等の漂流物から守るために整備する漂流物対策施設につきましては、今年度は、現況の地質構造を把握するため地質調査を行うとのことであります。
次に、椿漁港においては、漁業者への安全対策として岸壁や防波堤などの耐震補強工事の計画があると伺っております。
船越地区保安林においては、幼齢マツやニセアカシヤの植生が確認されており、今後防災林としての機能回復が図られるよう、引き続き生育状況を確認していくと伺っております。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 4 防犯・防災について
⑵ 防犯カメラの設置状況について
次に、防犯カメラの設置状況についてであります。
市では、公共の場所に設置する街頭防犯カメラを対象とし、映像データの適正な管理を定めた「街頭防犯カメラの設置及び運用に関する要綱」を制定したところであります。
防犯カメラについては、今年度、街頭に1台設置することとしております。
設置場所については、男鹿警察署と協議のうえ、決定してまいります。
なお、教育委員会では、本年3月に船越小学校敷地内の駐車場に防犯カメラを1台設置しております。
今後の配置については、今回設置する防犯カメラの運営状況等を勘案しながら、検討してまいります。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 4 防犯・防災について
⑶ 防災行政無線について
次に、防災行政無線の運用方法と考え方についてであります。
防災行政無線の運用は、男鹿市防災行政無線通信施設運用規程で災害情報、住民の人命にかかわる緊急情報、気象警報、市の一般行政情報、国、県などの広報、時報、その他特に必要と認める広報の7項目の放送事項が定められております。
市ではこの規程に基づき、災害発生時の住民避難に関する情報や気象情報、火災情報などの緊急を要する内容に関しては、一斉放送または地区ごとの放送を実施しております。
また、市が主催・共催等関係している広域的なイベント情報などは、一斉放送で実施しております。
町内行事など地区単位の放送依頼につきましては、事前に放送依頼書を提出いただいたうえで、内容を精査し、放送しているところであります。
なお、緊急放送のご要望がある場合は、必要性を伺ったうえで、他の迷惑に思う市民に配慮しながら、適切に対応してまいります。
平成28年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 5 複合観光施設の在り方について
⑴ 今の複合観光施設計画の再考を
⑵ 来年の市長選挙後に再検討を
ご質問の第5点は、複合観光施設の在り方についてであります。
運営会社設立後に実施設計をというご意見でありますが、議会からの申入れ事項の1つである「運営主体」については、民間主体の運営会社の設立に向けて、これまで取組を進めてきたところであります。
本年6月28日には、JA秋田みなみ、秋田県漁協のほか、地元水産事業者、金融機関、商工会及び市など、計14団体からなる「男鹿市複合観光施設運営会社設立に向けた準備会議」を設置し、施設運営会社の設立に向けた協議を行ってまいりました。
10月21日の準備会議において、資本金、出資の額又は割合、代表予定者などについて合意したところでありますが、出資者の中には、機関決定が必要な団体もあり、それに諮るためには、前提として実施設計に係る予算の可決が必要になると伺っております。
出資の見通しにつきましては、準備会議には各団体の長又はその代理者が出席しており、各団体において役員等と相談した上で回答を頂いていることから、今後、否決されることはないものと考えております。
また、代表予定者につきましては、準備会議において、参加者からの強い推薦があり、準備会議に参加しているすべての団体・企業が、就任することに合意したものであり、出資者の付託を受けて運営会社の代表に就任することから、会社の経営について個人的に責任を負うものではないと考えております。
一般的には、会社の損失が、代表者自らの法に抵触する過失が原因とならない限り、代表者が直接的に責任をとるべき立場にはならないものであります。
「この計画を白紙に戻し、新たな構想をもって再考すべき」あるいは「来年の市長選挙後に再検討を」とのご意見でありますが、本事業は、観光をはじめ、漁業、農業、商業などの産業振興や雇用創出に取組み、市全体の活性化に繋げるものとして、秋田県市町村未来づくり協働プログラムを活用し、実施することとしたものであり、県では、県全体の観光戦略に資するとして、県と市で構成されるプロジェクトチームにおいて事業構想を練り上げ、成案が策定されたものであります。
JR東日本からは、終着駅である男鹿駅を活かした観光誘客戦略を展開することで、複合観光施設との相乗効果が得られるよう、さまざまな形で協力いただけると伺っております。
また、準備会議に参加している団体・企業は、この施設の設置の趣旨に賛同し、運営責任予定者の運営方針に共感し、この事業への参画に意欲を高めているものであります。
複合観光施設は、市の保有する豊富な資源を活かすためには、ぜひとも必要であるとの信念のもと、この計画に参画される事業者の方々や市民の皆さまと一体となって、この機会を逃さず、早期に事業に着手してまいりたいと存じます。