平成2912月定例会 一般質問

2017,12,7(木)

 

皆さん、お早うございます。市民の会の船木正博です。

傍聴席の皆さんには師走のお忙しい中にもかかわらずお出で頂きありがとうございます。私は、男鹿市が住みよい郷土であることを願い、今を見つめ、明るい未来のために、真摯に取り組んでまいります。

市民の付託に応え、市民に直結した身近な問題を取り上げてまいりたいと存じます。

どうぞ、ご清聴の程よろしくお願いいたします。

 

第一問目は、「平成30年度予算の編成方針について」であります。

新年度予算編成にあたっては、菅原市長は初めての当初予算編成に取り組まれるわけですが、それ故に男鹿市を引っ張っていくという強い意気込みと斬新なお考えをもって臨まれることと思います。財政がひっ迫する中での予算編成ですので何かとご苦労はあると思いますが、メリハリの効いた予算編成で喫緊の課題であります、人口問題、産業振興、市民福祉向上のためにも頑張っていただきたいと思います。菅原市長の手腕に期待しているところであります。それでは、お聞きします。

 

一つには、予算編成にあたっての基本的な考え方。

二つ目は、予算総額の見込み、歳入、歳出の見通し。

三つ目は、主なる重点施策と予算配分はいかにあるかお聞きします。

 

さらに、健全な財政を堅持するためには避けて通ることの出来ない経常収支比率を基準並に引き下げる事が喫緊の課題になろうと考えます。平成28年度の決算によると、経常収支比率は前年度より0.4ポイント高くなり94.2%となりました。財政構造上、依然として厳しく硬直化が進んでおります。もはや男鹿市の財政状況は変死の状態と言えるのではないでしょうか。新規事業を行うにもよっぽどの吟味が必要です。財政破綻をきたすことのないように、今後はなお一層慎重かつ効率的な財政運営が望まれるところであります。

そこで、

四つ目として、健全な財政に向けての対策と、その為の財政目標と年次計画についてお聞かせください。 

 

以上、当初予算についての質問でした。

 

次に、2問目は、「男鹿市の国民健康保険税について」です。

男鹿市の高額な国保税については不満や疑問を持っている納税者が沢山います。生活費の何割もの多額の負担を強いられ、少ない収入の中からやっとお金を捻出し、閉口している市民が大勢います。暮らしの質の低下にもつながり、市民生活に影を落とし、大きな影響となって出てきています。少子高齢化、人口減少が進むなか、高騰する国保料に対し、怒りもピークに達しているのではないでしょうか。実際に家を建てるなら税金の安い他市町村へと移り住んでいる住民も増えてきています。このままでは益々過疎化が進み、人口減少が加速し、市の税収は減る一方で、悪循環の繰り返しとなります。

そこで、男鹿市の高額な国民健康保険税について検証も含めて考えてみたいと思います。

 

まず、一つと目として、歳出の適正化に向けての取り組みはどの様になされていたのか。ということです。

例えば、医療費の適正化においてレセプト点検の充実と強化、および、医療費通知等の充実はなされていたのか。

その保険給付の適正化において年間どれ位の財政効果が生まれていたのか。

また、医療費通知等においては、健康への意識を高め医療費の節約を促すという意味があるでしょうが、実際にその効果は上がっているのか。その検証はしたことがあるのでしょうか。

また、ジェネリック医薬品利用を推奨していますが、年間どれ程の財政効果を狙っているのでしょうか。

さらに、特定健康診査や健康づくりの推進で市民の健康は向上しているのでしょうか。その実績や数値等があればお知らせ願います。

 

二つ目として、広域化に伴う県への国保事業費納付金の見通しは、どうなるのかということ。

 

三つ目として、保険料の財源不足額が生じた場合の補填はどうするのか。

 

四つ目として、国保財政健全化に向けての施策はあるのか、ということです。

 

以上、国保税について、4項目の質問でした。

 

市長の適切なご回答をお願いいたします。

 

次に、質問の第3問目は、「男鹿駅舎移転に伴う今後の展望は」についての質問です。

 

一として、「駅舎100m移転に至った経緯とその効果は」についてお尋ねします。

最初の頃市長は、駅舎は南へ300メートル移動し、複合観光施設と連携すると言われておりました。それがいつしか、移動距離は南へ200メートルとの説明に代わり、そして、現実には100メートル南へ新築移転するということになったようであります。最初の予想から200メートルも短縮された理由はいったい何なのでしょう。それなりの事情があったのだと思いますが私達にはその内容はまったく知らされておりません。市長と市議会はよく車の両輪にたとえられます。一方的に進めるのではなく、互いに協力しあって市民生活の向上に努めるべきではないでしょうか。共に考え意見を出し合って進めるべきだったと思います。もっとオープンにできなかったのでしょうか。如何ですか。

また、駅舎移転が300mから100mへと短縮されたことによりその移転効果はどれほどのものでしょう。駅舎の事業費はJRが全額負担ということですが、それによって市では駅舎以外の所で出費が伴います。それだけのメリットはあるのでしょうか。疑問に感じております。如何でしょう。

 

二つ目として、「新駅前周辺の開発整備方針は」あるのか、そのプランニングを示して欲しいところです。

 

三つ目として、「開発費は市の財政状況に見合ったものか」ということで、

@新駅前周辺整備費としてどれ位を見込んでいるのか。

A財源に目途はついているのか。

B新駅前整備によって他の事業費に影響を及ぼさないか。ということ。

この3項目についてお答えください。

 

そして、四つ目として、「旧駅前と駅前周辺商店街の位置づけと活性化策は」についてお伺いいたします

駅舎が移転したからと言ってこのことは放っては置けない問題です。駅舎移転によって益々寂れていくことのないように、移転後の現在駅前の適切な環境整備が必要と考えますがその構想はあるのでしょうか。

旧駅前をどのように位置づけ、周辺の賑わいづくりを図っていくのか市長のお考えをお示し願います。

 

次の第4問目は「Wi−Fiの整備状況は」についてです。

今や日常的にWi-Fiを利用する人が日ごとに増えてきています。また、内外の観光客にとってもWi-Fiの存在は必要不可欠なツールとなっています。特にこれからはインバウンドで来られる外国のお客さんも多くなると思います。スマホやタブレットを片手に情報収集している姿があちこちで目に付くようになりました。その人たちを呼び寄せるためにもWi-Fi設備の充実は避けて通れないことだと思います。

 そこで・・・、

@ 男鹿市内の設置状況はどうなっているのでしょうか。

公的機関、行政、民間等での設置場所についてお知らせください。

 

A その実態と利用状況はどうなっているのでしょか。

地域特性、設置管理者、利用者数、利用頻度、主にどんな人が利用しているのか利用者の傾向など、把握できていたならお知らせ願います。

また、

 

B Wi-Fiについての市長の考え方、利便性に向けて今後の整備・拡充方針がありましたらご説明願います。

 

これで、第一回目の質問を終わります。

菅原市長の誠意あるご答弁をお願いいたします。

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