[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 1 平成30年度予算の編成方針について
⑴ 予算編成にあたっての基本的な考え方
船木議員のご質問にお答えいたします。
ご質問の第1点は、平成30年度予算の編成方針についてであります。
まず、予算編成にあたっての基本的な考え方についてでありますが、平成30年度の当初予算は、行政改革の推進により、税収の確保、受益者負担の適正化等財源の確保に努めるとともに、事務事業全般について見直しを徹底することで時代に即した施策に再構築しながら、収入と支出の均衡を図り、財政運営の健全性や弾力性を確保することを基本的な考え方としております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 1 平成30年度予算の編成方針について
⑵ 予算総額の見込み、歳入、歳出の見通し
次に、予算総額の見込み、歳入、歳出の見通しについてであります。
平成30年度当初予算の編成作業は、始まったところであり、総額を提示できる段階ではありませんが、歳入では、市税や地方交付税などが減少する見込みであり、歳出では、社会保障経費、施設等の維持管理費、特別会計への繰出金など経常経費の圧縮が困難な状況にあるほか、人口減少対策をはじめ産業の振興、公共交通や地域医療の確保など山積する課題に対応するため多額の経費を要すると見込んでおります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 1 平成30年度予算の編成方針について
⑶ 主たる重点施策と予算配分は
次に、主な重点施策と予算配分についてでありますが、平成30年度の予算編成にあたっては、1点目として、市内周遊観光の玄関口である男鹿駅周辺に観光物産振興の核となる複合観光施設を整備し、男鹿ブランドの形成、市民を挙げてのホスピタリティの向上、滞在時間の延長と通年観光の促進等により、交流人口の増加を図る「複合観光施設の整備」、2点目として、住民がいきいきと暮らす魅力ある地域づくりを推進するとともに、移住者の受け入れ環境を整備し、地域に活力を与える人材の移住・定住を図る「移住・定住の促進」、3点目として、健康管理に対する意識の向上と生きがいの創出により、自主的な健康づくりに取り組める環境を整備し、市民と協働による「健康寿命の延伸」の3つを重点施策と位置付けており、予算配分を考慮していくこととしております。
さらに、各種施策の優先順位についての厳しい選択を行い、創意と工夫により最小の経費で最大の効果を挙げるため、あらゆる知恵を結集し取り組んでまいります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 1 平成30年度予算の編成方針について
⑷ 健全財政に向けての対策と財政目標と年次計画は
次に、健全財政に向けての対策についてであります。
本市の財政運営は、非常に厳しい状況にありますが、長期的な視点に立ちながら、地域の活力の維持や医療費の抑制、税収の増加などの波及効果が期待できる施策に重点をおいて取り組んでまいります。
さらに現在策定作業を進めている公共施設等 総合管理計画に基づく個別施設計画及び第4次行政改革大綱を市民の理解を得ながら推進することで、今後数年をかけて歳入に見合った歳出としていくことを、財政運営にあたっての当面の目標としてまいりたいと考えております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 2 男鹿市の国民健康保険税について
⑴ 歳出の適正化に向けての取り組みはなされていたか
ご質問の第2点は、男鹿市の国民健康保険税についてであります。
まず、歳出の適正化に向けての取り組みについてであります。
レセプト点検につきましては、被保険者の資格関係や給付発生原因を点検し、保険給付の適正化を図っております。平成27年度の本市の被保険者1人あたりの財政効果額は892円となっております。
医療費通知につきましては、被保険者が自らの医療費を知ることで、健康の状態を確認し、健康管理の意識を高めることで医療費の抑制が期待できるとされておりますが、財政効果については、検証することが困難であります。
ジェネリック医薬品につきましては、平成29年8月の本市のジェネリック医薬品の数量シェアが58パーセントとなっており、平成29年度目標値の55パーセントを上回っております。また、金額では、薬材料全体の16パーセントがジェネリック医薬品によるものとなっております。
特定健康診査や健康づくり事業につきましては、被保険者の健康の意識を高め、疾病の早期発見、早期治療、重症化予防を推進しており、将来的に医療費の抑制に効果が期待できるものと考えております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 2 男鹿市の国民健康保険税について
⑵ 広域化に伴う県への国保事業費納付金の見通しは
次に、広域化に伴う県への国民健康保険事業費納付金の見通しについてであります。
国民健康保険 事業費納付金については、県において、仮係数による試算を行っておりますが、未公表となっております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 2 男鹿市の国民健康保険税について
⑶ 保険料の財源不足額が生じた場合の補填はどうする
次に、国民健康保険税の財源不足が生じた場合についてであります。
現在のところ国から示されている広域化後の制度設計では、国民健康保険税の収納不足や医療費の増加などにより財源不足が生じた場合は、固有の財源である国民健康保険財政調整基金により補てんするほか、さらに不足する場合については、県の財政安定化基金からの借入れにより対応することを想定しております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 2 男鹿市の国民健康保険税について
⑷ 国保財政健全化に向けての施策は
次に、国保財政健全化に向けての施策についてであります。
今般の国保改革は、財政の安定化を図ることによって、持続可能な医療保険制度の基盤強化を目的とするもので、平成30年度から都道府県も国民健康保険の保険者となり財政運営の責任を負うこととなります。
広域化後は、一定のルールのもと、県全体の国民健康保険事業費を、各市町村が負担することになります。これまでの医療費適正化対策について、さらに推進し、医療費の抑制、収納率の向上等に努めてまいります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 3 男鹿駅舎移転に伴う今後の展望は
⑴ 駅舎100m移転に至った経緯とその効果は
ご質問の第3点は、男鹿駅舎移転に伴う今後の展望についてであります。
まず、駅舎100メートル移転に至った経緯でありますが、新たな駅前広場と想定される賑わい創出エリアやまちなかへの導線を含め、複合観光施設と連携した男鹿観光の新たな拠点化を目指すという観点など総合的に判断され、計画地への移設になったと思われます。
昨日も申し上げましたとおり、JR秋田支社では、交流蓄電池車の導入や沿線に再生エネルギー施設を集積していることから、男鹿線を「観光」と「学習体験線区」としての特色を強化し観光活性化に取り組むこととし、複合観光施設の建設に合わせ、JR秋田支社
単独事業として駅舎の移転計画を10月下旬に決定したものであります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 3 男鹿駅舎移転に伴う今後の展望は
⑵ 新駅前周辺の開発整備方針は
次に、新駅前周辺の開発整備方針及び開発費についてであります。
新駅前周辺の整備に関しては、11月1日に庁内検討会を立ち上げ、利活用について検討している段階であります。
検討した内容につきましては、議会等に示し、ご意見を伺っていくこととしております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 3 男鹿駅舎移転に伴う今後の展望は
⑶ 開発費は市の財政状況に見合ったものか
次に、開発費等についてであります。
現時点では総額をお示しすることは困難でありますが、財源については、合併特例債等の有利な財源を念頭に置いており、他の一般経費及び政策経費に影響を及ぼさないように取り組んでまいります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 3 男鹿駅舎移転に伴う今後の展望は
⑷ 旧駅前と駅前周辺商店街の位置づけと活性化策は
次に、旧駅前と駅前周辺商店街の位置づけと活性化策についてであります。
今後、新男鹿駅前広場の整備等により複合観光施設との連続性の実現が図られ、都市中核ゾーンとしての求心力の回復と交流の推進により大きな経済効果が期待できます。
また、駅の移設リニューアルにより、男鹿観光の玄関口としての魅力の向上・強化が図られ、大きなイベントが行われる海側と、商店街の往来が良くなることで、まちの賑わいにもつながってまいります。
市といたしましては、現在の男鹿駅や駅前周辺の商店街について分断されたエリアとすることなく、複合観光施設を中心とした男鹿駅周辺の観光拠点化に向けた取組みを強力に推進することで、まち全体の活性化に向けた環境整備を進めてまいります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 4 Wi-Fiの整備状況は
⑴ 男鹿市内の整備状況は
ご質問の第4点は、Wi-Fiの整備状況についてであります。
はじめに、市内の設置状況についてであります。
事業者への聞き取りやインターネットの公開情報によれば、不特定多数の方が利用可能な、いわゆる「フリーWi-Fi」については、市内97カ所への設置が確認されております。
そのうち一般の観光客の利用が想定されるところは63カ所であり、男鹿総合観光案内所や男鹿水族館GAO、なまはげ館など、行政が管理している施設が13カ所、コンビニエンスストアや宿泊施設、飲食店など民間が整備・管理している箇所が50カ所となっております。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 4 Wi-Fiの整備状況は
⑵ その実態と利用状況は
次に、実態と利用状況についてであります。
フリーWi-Fiスポットは、宿泊施設や観光施設が集まる男鹿温泉郷周辺のほか、商業施設が集まる船川、船越地域に比較的多く設置されており、設置管理者の多くは店舗事業者であります。
利用者数、利用頻度、利用者層などにつきましては、通信記録に関する情報であり、市では現在把握していないものであります。
平成29年12月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 4 Wi-Fiの整備状況は
⑶ 利便性に向けて今後の整備・拡充方針は
次に、Wi-Fiについての市の考え方、利便性に向けて今後の整備・拡充方針についてであります。
市内におけるフリーWi−Fiにつきましては、民間事業者を中心に導入が図られている状況でありますが、市においても、インバウンド対策等、観光客の利便性向上を図るため、本年度、NTT東日本等との連携により、主要観光拠点にフリーWi−Fiの臨時アクセスポイントを設置し、試行的に利用環境の提供に取り組んでいるほか、外国籍クルーズ船の寄港時に、外国人観光客に可搬型のWi−Fi機器の貸出しを実施するなど、利活用を推進しているところであります。
市といたしましては、引き続き、観光をはじめ、各種施策における必要性、費用対効果、民間における導入状況を見極めながら、市内におけるフリーWi-Fiの利用環境の向上に努めてまいります。