PTA会長 船木正博
卒業生諸君、卒業おめでとう。
三年間の海洋技術高校における学業を終えて巣立ち行く日を迎えた君達の胸中にはいろいろな思いが去来していることだろう。厳しい就職難をのりこえ晴れて社会へ旅立つ人、さらに専門的なことを学ぶため進学する人、それぞれ自分の将来を見据え、ベストを尽くして進路を探し求めたと思う。
この学び舎でさまざまな経験を経た君達は間違いなく一回り成長したのである。
これから君達の前途には多くの荒波が待ちうけている。しかし、これまで培った経験を生かし、周囲の人々から寄せられた好意やご家族からの愛情、恩師たちの暖かい眼差しを思い起こせばどのような困難にぶつかろうと力が湧いてくるはずである。
失敗を恐れず勇気を持って前進してほしい。
いま、世界は若い人の柔軟な発想と行動力に期待している。世の中が変わるときは特に若い人に大きなチャンスがあるのだ。目まぐるしく移り変わる時代こそ物事を「見極める」力をつけなければならない。その上で常に前向きに、何事にも好奇心を持って、そして自分を信じて挑戦してもらいたい。そこに自分でも驚くほど力のある自分を発見するはずである。
”Boys be ambitious!” 〜少年よ大志を抱け〜(なぜか今この言葉が浮かんできた)
海洋技術高等学校最後の卒業生となる君達が母校への誇りと大志を持って活躍してくれることを期待する。
最後に、諸君の前途のご多幸を祈ってペンを置く。
2004年3月1日
PTA会長 船木正博
海洋技術高等学校として最後の年、引き続きPTA会長に選出され、その重責に身の引き締まる思いがしております。
少子・高齢化の時代の流れとは言え、「第五次秋田県高等学校総合整備計画」により、慣れ親しんだ校名ともお別れとなると一抹の寂しさを禁じ得ませんが、新制統合校への新たな期待感も湧いてきます。
校名も「秋田県立男鹿海洋高等学校」と決まり、いよいよ統合へ向けて本格的準備が始まります。男鹿高校PTAとの交流を通して連携を密にし、融合を図って行かなければなりません。
会員各位の特段のご配慮とご協力をお願いいたしますとともに、本校PTA活動の伝統を絶やさず継承していって欲しいものだと願っています。
この一年間、生徒たちが充実した高校生活を送ることが出来るよう支援し、同じ歴史の節目に立ち会うことになる会員の皆様と共に、PTA活動を精一杯努めさせていただきます。
海洋技術高等学校として最後のPTA活動を有終の美で飾りましょう。ファイナルステージへ、そして、新たなセイリングへ向けて・・・・・・・。
2003年5月16日
PTA会長 船木正博
卒業生諸君、高校を卒業とは単に学校を卒業すると言うことではないと思う。いろいろなものからの卒業ではないだろうか。まず第一に子供からの卒業でなければならない。そして、親からの卒業でもあるとも言える。言い替えるならば人として自立したことになるのではなかろうか。進学する人、就職する人それぞれ進路は違っても、それぞれが新しいスタートラインに立っていることは間違いない。
そんな、今まさに走りださんとする君達に、あえて、私から「失敗の勧め」を贈る言葉としたい。失敗をしない人間はいない。むしろ失敗することで本物の人間に人からも愛される人間になれる。失敗してもくじけずに何度も何度もトライしてもらいたい。失敗を自分の糧にすれば、それまでの自分より一回り大きな人間になれる。
また、人生の経験が少ないが君達にしかないものがある。それは何者にも替えがたい若さである。若い時代は小さな成功もよいが,恐れることなく明日につながる失敗を数多くしてほしい。失敗しては立ち上がり、傷ついてはまた起きあがる挑戦人になってもらいたい。これからの社会はそのような青年像を望んでいる。未来の社会にはそのような人物がふさわしいと考えるからである。失敗を恐れず前進してもらいたい。
今、巣立ち行く君達を心から祝福し,新たなる出発(たびだち)に声を限りの声援を送る。
三年生の諸君、卒業おめでとう。
<さあ!未来へ向かって飛び出そう>Well! Let's go to the future, and project.
2003年2月13日
PTA会長 船木正博
今年度も引き続きPTA会長を務めることになりました船木です。マンネリ化にならないように心がけて会を運営して参りたいと考えているところですが、表題にも書きましたとおり、今年も「楽しいPTA活動」を基本に進めて参りたいと思っています。皆様のご協力方よろしくお願いいたします。
さて、今回は新会員の皆様のために、本校のPTA活動の一端をご紹介します。前半の活動の中から代表的なものを二つ取り上げてみました。
まず一つは、スポーツ交流会(ソフトバレーボール)です。これには毎年、百人以上もの人が参加してくれます。クラス対抗で行われますが、試合というよりは、好プレー、珍プレーが続出し、笑いと声援が飛び交う楽しいレクリエーションです。当日は試合終了後、懇親会を開き、手製の料理に舌鼓を打ち、飲み物で喉を潤し、大いに盛り上がります。会員相互の親睦を深め、海洋技術高校PTA会員としての連帯感が強まる一日となっています。
二つ目は、船川丸PTA体験乗船(サンセットクルージング)です。こちらは本校ならではの行事であり、初夏の夕方船川港から出航し、門前沖まで往復する三時間位のクルージングです。子供たちの実習訓練場所である船内を見学することができ、実習訓練の様子を伺い知ることができます。子供とのコミュニケーションにも役立つでしょう。船上では夕日を見ながらの洋上パーティーが開かれ、爽やかな潮風に吹かれながら、夏の宵のクルージングを満喫しています。また、他校のPTA役員を招待し交流もおこなっています。なお、こちらへの参加者は定員数(六十名)が決まっていますので、早めに申し込むことをおすすめします。
以上、二つのPTA行事を紹介しましたが、PTAは「父母と教師の情報交換の場であり、研修の場」です。その中からいろいろな課題が見つけられ、具体的な活動へとつながります。子供たちのために、そして自分自身を磨くためにも、共に心地よい汗を流しましょう。親の頑張る姿を見て子供はきっと何かを感じ取ってくれるはずです。
2002年 5月21日
PTA会長 船木正博
三年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。皆さんは三年間勉学に励み、部活動や実習訓練で心身を鍛え、資格取得など、多くのことを学びチャレンジしてきました。その実績と経験を基に、自信を持って未来へと大きく羽ばたいて下さい。これからは社会の大海原へ出発(たびだつ)わけですが、海洋魂を忘れず、人生の羅針盤を掲げ、逞しく乗り切ってほしいと思います。皆さんの未来が明るく、幸多からんことを祈っております。
さて、PTA会員の皆様にはこの一年間、共にPTA活動をもり立てて戴きありがとうございました。おかげさまで本年度事業を滞りなく終えようとしております。これも会員の皆様のご協力に依るものと心から感謝申し上げます。また、今年度も「楽しいPTA活動」をモットーに活動して参りましたが、その活動を通して、会員同志の絆が深まるとともに、子供とのふれあいが高まり、健全育成につながったことと思います。今後も模範たるべきPTAを目指し、活動の充実と、活性化に向けて取り組んで参りましょう。三年後には学校統合が控えておりますが、本校PTA活動の伝統を絶やさず継続していって欲しいものだと願っています。
2002年 3月1日
PTA会長 船木正博
本校の「なまはげ太鼓部」は、平成元年、男鹿の伝統文化継承と学校活性化を目的とし、生徒たちに活力と感動を与え、自信をつけさせるという教育効果を目指し発足されました。
昨年十一月に開催された「秋田県高校郷土芸能・日本音楽合同発表会」において最優秀校の栄誉に輝き、今年八月、北九州市で開催された第二十五回全国高等学校総合文化祭に出場してまいりました。今回は平成十年度に続き二度目の出場となるもので、これは着実に伝統を築き上げていることにほかならず、私共も喜びに堪えません。これまで継承発展させてくださいました先輩諸氏、並びに、指導者の皆さんに心からの感謝を申し上げます。
また、この度の出場に際しましては、各方面から多大なご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございました。皆様の温かいご理解と叱咤激励のもとに、生徒たちはこれまでにない最高の演技をし、入賞こそ逸しましたが満足感に輝いておりました。真夏の爽やかな汗と、男鹿の「なまはげ太鼓」を全国に轟かせた思い出は一生の宝物として心に響いていることでしょう。
今後とも、本校の諸活動に対する温かいご支援ご指導を賜りますようお願いを申し上げ、御礼の言葉といたします。
2001年 9月18日
蓮池同窓会長、この度は黄綬褒章の叙勲、誠におめでとうございます。長年の行政書士のご功績により皇居にて受賞されましたことは、ご本人におかれましては、長年のご労苦が報われ、さぞかしお喜びのことと存じます。私ども同じ本校の関係者にとりましてもたいへん誇りに思います。
また、あなたは本校同窓生役員として長年、会の発展に尽力され、熱意をそそいでこられました。現在は同窓会長としてその手腕をいかんなく発揮されております。本校へのご厚情を、PTA会員、及び関係者一同、心から感謝申し上げます。
今後、ますます、社会においても、本校においても蓮池会長の力を必要としております。どうか御身をおいといのうえ、尚一層ご活躍くださるようお願い申し上げ、お祝いの言葉といたします。
祝賀会発起人 PTA会長 船木正博
2001年 8月24日
本年度がスタートし早2ヶ月が経過いたしました。この間、入学式からPTA総会へと慌ただしい毎日が続きましたが、新役員も決まり、これから本格的に新年度のPTA活動が始まります。
「楽しくなければPTAじゃない」 を合い言葉に、活力のあるPTA活動を実行して参りましょう。
会員の皆様の御協力を宜しくお願いいたします。
2001年 5月31日
PTA会長 船木正博
「えひめ丸」原潜と衝突という悲惨な事故で日本国中が悲しみ、その推移を固唾をのんで見守っている時、同じ実習船である「船川丸」の人命救助の報は、しずみがちな日本国民の心を潤し、清々しく、明るい話題として列島を駆けめぐりました。
荒波に立ち向かい、果敢に救助活動を行い四人の命を救った、「海の男たち」の勇気ある行動は感動をよび、全国から称賛の声が本校に寄せられています。同じ学校の同胞として実に誇らしい気持ちでいっぱいです。
訓練中の生徒たちにとっては漁業実習訓練以上の貴重な体験をし、命の重さを知ると共に、人間教育の場ともなったことでありましょう。あらためて我々も自信と勇気を持ち、人生の海原を力強く航海していくことを誓わずにはいられません。
さて、本年度を振り返ってみますと、新実習棟及び潜水プールが完成し、二十一世紀に向けて新たなスタートを切った年でした。同時に、十六年度の学校統合に向けての模索が始まった年でもあります。時代の波に押し流されることなく、海洋技術高校としての自覚と信念を持ち、確固たるポリシーのもとに未来へ進むべき時です。
PTA活動では「全国高等学校PTA連合会五十周年記念式典」において団体表彰を受賞し、これまでのPTA活動の集大成ともいえる記念すべき年になりました。昨年、十二月二日に行われた受賞祝賀会では、PTA会員が手作りで企画・運営し、盛会裡に終わったことは未だ記憶に新しいところです。
また、本校PTA広報誌が「秋田県高P連広報誌コンクール」で最優秀校、「東北高P連」で優秀校に選考されるなど大健闘しています。さらには、生徒たちの「なまはげ太鼓」も二回目となる全国大会出場を決めています。
これまでPTA活動に対して暖かく積極的にご指導ご協力下さいました皆様、そして、陰ながらも力強く支え、応援して下さいました総ての皆様に心から感謝申し上げます。
2001年 3月 1日
実行委員長 船木正博
本日は、皆様、師走に入りご多忙中のところ、当祝賀会にご来会下さいまして誠にありがとうございます。
この度、本校PTAが「全国高等学校PTA連合会・50周年記念式典」において、晴れの全国表彰を受賞いたしました。これは偏に、日頃からの皆様方のご尽力の賜物だと心から感謝申し上げます。この喜びを皆様と共に分かち合い、お祝いをする趣旨の下に当祝賀会を企画させていただきました。
この度の受賞は、日頃からの本校PTA活動が評価されたものですが、現在のみならず、船川水産高校時代から海洋技術高校まで52年もの長きにわたり、連綿として築き上げられてきた本校PTA活動の歴史の上に結実したものと心得ております。その事から本日は歴代のPTA会長さんはじめ、本校PTAゆかりの方たちをお招きし、開催する運びとなりました。のちほど感謝の気持ちを表したいと存じます。
これを契機に歴代のPTA活動の歩みを振り返り、未来へ継承し、限りない飛躍発展を誓い合いながら、皆さんの親睦を図っていただければ幸いと存じます。
それでは、後ほど楽しい企画等もご用意してございますので、本日は、皆様、お時間の許す限りごゆっくりとおくつろぎの上、ご歓談下さいませ。
これにて、私からのご挨拶といたします。
2000年12月2日
PTA会長 船木正博
真新しい実習棟と潜水プール、そして何よりも輝いていた生徒たちの顔・顔・顔。
今年の海洋祭は新施設の完成により、晴れやかなムードに包まれていた。テーマも「OCEAN PARADISE 〜 海の楽園へようこそ!」というように、海への憧れや楽しさを感じさせる爽やかなものだ。イベント広場で行われたなまはげ太鼓の共演や、コーラ早飲み競争などのゲームはそれに華を添えていた。
また、「ふれあい体験工房」にみる一般の皆さんとの交流は、地域へ「開かれた学校」としての道筋がより鮮明に見えてきたように思う。昨年はPTAが積極的に海洋祭に参加し、生徒たちとの共存共栄が図られたが、今年は生徒会の全面的な企画・運営により実施され、PTAはそのバックアップに徹した。本来のあるべき姿に戻ったと言えるが、昨年の海洋祭を経験した会員にとっては、ちょっともの足りなさを感じたのでは?
今後、学校統合や新学習指導要領による完全週五日制が実施される。生徒・教師・保護者が三位一体となり、地域を巻き込んで学校を盛り立てていかなければならない。いつまでも地域に根ざした学校であってほしいと願っている。
2000年10月30日
PTA会長 船木 正博
PTA会員の皆様には日頃から本活動に対し温かいご支援ご協力をいただき誠にありがとうございます。私こと、昨年度に引き続きPTA会長を務めることになりました。微力ではございますが誠心誠意努めさせていただきますのでご協力のほど宜しくお願いいたします。
今年は新実習棟、潜水プールが完成し、地域に開かれた学校として新たな歴史の一ページが刻まれた年です。海洋技術高校PTAとしての誇りを持ち、本年度も「楽しく活力のあるPTA活動」をモットーに、よりパワーアップした活動を展開して参りたいと思っております。
さて、最近一七才の少年による凶悪犯罪が多発し大きな社会問題となっております。我々、同じ年代の子供を持つ親としては避けて通れない問題です。いつ加害者、被害者の当事者になるかも分かりません。社会環境の著しい変化とともに、家庭教育力の低下が指摘されてから久しく、規範意識の低下や、心のふれあいの希薄さがその大きな原因と考えられます。あらためて基本的な躾や心の教育の重要性を再認識しなければなりません。
また、子供の状態を知り迅速に対応するためにも、学校と家庭との緊密な情報交換も必要です。そして、子供の健全育成には、家庭・学校・地域社会の連携が今まで以上に重要なことは言うまでもありません。その三者の架け橋としてのPTA活動を共に推進して参りましょう。
本年度もよろしくお願いいたします。
2000年5月20日
PTA会長 船木 正博
今から三年前、親子ともに期待と緊張感をもって入学式に臨んでいた。あれから三年、時は瞬く間に過ぎ去り、今、卒業式を迎えようとしている。息子は不登校気味になりながらも、どうやら高校生活を終えようとしている。この三年間、息子なりにいろいろな苦悩や葛藤があったことだろう。はたして私は親として、息子の良き理解者であり、適切な助言を与え、求めに応えることが出来ていたのであろうか、今更ながら考えさせられている。
ともあれ息子は上級学校を目指し四月には仙台へと旅立って行く。新天地に自分の進むべき道を見つけたようだ。親として君の未来に精一杯の声援を送りたい。そして、心機一転、将来を見据え、一生懸命頑張ってもらいたいと願っている。
さて、本年度は「楽しく活力のあるPTA活動」を目標に活動してまいりましたが、その結果、会員の意識も向上し、PTA活動にも大きな盛り上がりが見られました。会員相互の交流を通して親睦が深まり、各事業において一致団結して取り組んだ姿勢は、少なからず子供達にも好影響を与えたものと思います。また、各研修会への参加者も多く、PTA会員としての研鑽を積む姿勢が見られたことは嬉しいことです。そして、私自身もいろいろな出会いがあり、貴重な経験をさせていただきました。このような機会に恵まれたことを幸せに思います。
この一年間、PTA会長として会員の皆様の御協力を戴きながら、どうにかこの責務を全うすることが出来ました。ご支援、ご協力下さいました全ての皆様方に心から感謝を申し上げますとともに、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
最後に、海洋技術高校の益々のご発展とご隆盛を願って筆を置きます。
2000年3月1日
PTA会長 船木 正博
十月三日に開催された海洋祭ではPTA会員の皆様に多大なるご協力をいただき誠にありがとうございました。今年は実習棟が建て替えのため使用できず規模の縮小を余儀なくされましたが、その分、PTAで盛り上げようと企画・運営に新しい試みがなされ、会員の皆様から大いに頑張ってもらいました。
当日はPTA展示コーナーの他に、手作りケーキの実践コーナーや台湾大地震義援バザー、そして、海洋高校としてはミスマッチなところが意表をついた農産物の即売コーナー、また、もっとも海洋高校らしい海洋汁の販売など、随所にアイディアが光っていました。特に安くてボリュウムたっぷりの「海洋汁」が好評だったようで、今後も本校の名物料理として継続していって欲しいものです。このように今回の海洋祭では準備から本番、そして後片付けと会員パワーが爆発しました。 ご来校の皆様にも満足していただいたと思います。会員の皆様のご協力に感謝します。
生徒達も限られたスペースの中でそれぞれに工夫を凝らし、「夢航海、始まる。」のテーマのもと、生き生きと活躍していました。親と子が競い合い、そして協調し、素敵なハーモニーを醸し出していたように思います。
来年は実習棟が完成し、海洋祭も新たな出航を迎えます。子供達も期待を胸に夢を膨らませていることでしょう。逞しく成長して行って欲しいものです。
ますますの隆盛を願って、「海洋祭バンザイ!」。
1999年10月15日
「一学期の活動から」
PTA会長 船木正博
会員の皆様には日頃からPTA活動に絶大なるご支援をいただき厚く御礼を申し上げます。今年の目標である「楽しく活力のあるPTA活動」を只今のところ着実に実施中です。 去る、6月8日、北浦地区を皮切りに始まった地区PTAは、6月23日の船川地区を最後に終了しました。各会場とも例年より多数の参加者が集まり、リラックスした雰囲気の中で活発な意見交換がなされました。地区によっては会議終了後懇親会がもたれ、お互いの親睦を深めていました。また、7月4日に行われたPTAスポーツ交流会では総勢130名もの参加が有り、白熱した試合の中にも好プレー、珍プレーが続出し、笑いと声援が飛び交う楽しい交流会でした。今年は保護者と学校職員の他に、OB保護者や船川丸船員の皆さんにも参加していただき交流を深めました。特に船川丸の皆さんはあちこちに助っ人を頼まれ大活躍だったようです。当日は試合終了後懇親会を開き、手製の料理に舌鼓を打ち、アルコールで喉を潤し、大いに盛り上がりました。会員相互の親睦を深め、海洋技術高校PTA会員としての連帯感が強まった素晴らしい一日だったと思います。この盛り上がりをさらなる活性化へと繋げていきたいものです。準備に奔走して下さったお父さんお母さん、そして、参加して下さった全ての皆さん本当にありがとうございました。
さて、7月9日のハローワーク主催による男鹿市内三高校合同職場見学は、本校が14名、他校が6名と参加人数が少なく低迷しております。この就職難の時代に企業情報を知り、子供にアドバイスする為にも必要な行事だと思いますが今一つ関心が薄いようです。その原因として考えられることは、意識の低さもさることながら、地元企業の層の薄さや魅力的な職場が少ない事にも起因しているようです。今後継続するためにはあらゆる角度から再検討する必要がありそうです。
7月18日に実施された船川丸PTA体験乗船には100名もの応募があり、役員一同嬉しい悲鳴を上げました。当日は野球応援から駆け付けた人もいて慌ただしい出航となりましたが、全員が船川丸をバックに記念写真に収まり、楽しさを予感させての出航でした。航海中は爽やかな潮風に吹かれ、誰もが真夏の宵のクルージングを満喫していたようです。しかし、中には船酔いで四苦八苦している姿も見えました。そして、出航から数十分、いよいよ船上パーティーの幕開けです。簡単なセレモニーの後、担当役員が準備した飲食物と料理長特製の料理が運ばれ、会は一気に盛り上がりました。参加者の仲間意識も芽生えパーティーは和気藹々と盛会裡に終了しました。今年は男鹿高校、男鹿工業高校のPTA三役を招き男鹿3校の交流を図るとともに、各校の情報交換を行い親交を深めました。また、当日は夕方から雲が広がり夕日見物が危ぶまれましたが、雲の切れ間から一瞬覗いた夕日には感動しました。文字通りのサンセットクルージングです。また、海から眺める夕暮れの男鹿三山も格別でした。この様な機会と、ご理解を戴いた船川丸の皆様と学校当局に心から感謝いたします。
さて、今年は各行事にクラス委員から役割を分担してもらっていますが、その事が行事をスムーズに行う上で功を奏しています。また、会ある毎の呼びかけで一般会員の参加意識も非常に高まっています。此の期を逃さずより一層の活性化に向けて一緒に取り組んでいきましょう。そして、
一人一役の意識が芽生えてくれれば幸いです。今後も海洋祭や研修旅行等の行事が予定されております。皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
最後に、子供を変えるにはまず親が変わらなければなりません。PTA活動を生涯学習の一環として捉え共に学んで参りましょう。こうした保護者のPTA活動が子供たちにも好影響を与えるものだと確信しています。
1999年7月26日
「新会長ですよろしく」
本年度がスタートし早二ヶ月になろうとしています。この間、入学式からPTA総会へと慌ただしい毎日が続きましたが、新役員も決まり、やっと一段落ついたところです。
私、この度、PTA会長に就任しました三Mの船木です。一,二年と副会長を務めてまいりましたが、会長というこの重責に身の引き締まる思いがすると同時に、はたして自分はこの責務を全うできるのかどうか、未だに自問自答の毎日が続いております。
これから新体制へ移行しPTA活動が始まりますが、会員の皆様の御協力を宜しくお願いいたします。私も精一杯務めさせていただきます。
さて、六月に入ると各地で地区PTAが開催されますが、これは、学校や家庭での子供の情況を知り、保護者と教師とが正しく対処するための、貴重な情報交換の場になっています。また、六月にはスポーツ交流会も行われ、これも会員相互の親睦を図る上での大切な行事になっています。どうぞ奮ってご参加ください。
そもそもPTAとは何でしょうか?それは、「父母と教師が協力し、手を携えて子供たちの好ましい成長を願い、組織されている社会教育関係団体」であり、「その子らを育てるためには、父母と教師はどうあるべきなのかを学習するための組織」なのです。
この目標を実現するためには、まずPTA行事に参加しなければなりません。そして、父母と教師が良好な関係を築くことで、はじめてその目的は達成されます。そういう意味でこの地区PTAとスポーツ交流会は、父母と教師が理解し合える絶好の機会と言えるのです。まさにPTAの原点ともいえる大切な行事です。是非、多数の皆さんのご参加をお願いいたします。
また、今後も積極的にPTA活動に参加され、会員相互の交流の中から多くのものを学びとってほしいものです。
それではこの一年間、活力のある楽しいPTA活動をモットーに、明日を担う子供達のために、心地良い汗を流そうではありませんか。
そして、本校PTAの新たな歴史の一ページを創るため共に頑張って参りましょう。
1999年5月27日