[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 1 職員提案制度について
⑴ その後どうなっているか
船木議員のご質問にお答えいたします。
ご質問の第1点は、職員提案制度についてであります。
はじめに、職員提案制度のその後についてでありますが、市では職員の士気の高揚、事務能率の向上に資するため、男鹿市職員の提案に関する規程を制定しているほか、効果的かつ効率的な市政運営に資するため、市政全般に関して自由な立場、発想で気軽に提案できる職員アイディア提案制度を定めております。
いずれの提案も随時募集の制度であり、平成21年度には23件、平成22年度には1件、平成23年度には13件の提案実績がありましたが、平成24年度以降は職員からの提案がない状況にあります。
これまで職員提案を機に検討され、実現化されたものとしては、納税貯蓄組合事務費補助金の廃止提案を受け、第2次行政改革大綱に位置付けられた事例が挙げられます。
また、職員の意見や提案を吸い上げる取り組みとして、これまでも市長と職員との意見交換会が開催されておりました。
その中で、職員から提案された債権管理の一元化については、見直し後の第3次行政改革大綱に位置付けられ、今年度からの税務課債権管理室の設置に繋がったものであります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 1 職員提案制度について
⑵ 新職員提案制度を新設したらどうか
次に、新たな職員提案制度の導入についてであります。
市職員は、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を担っているほか、当面する行政課題に的確に対処し、解決していくことが求められております。
このため、職員には常々、既成概念にとらわれず常に見直しをしていく意識を持つよう、朝の会や各所属の朝礼などを通じて指示しているところであります。
私は、組織はボトムアップとトップダウンを繰り返すことで良い方向に進むものと考えております。
そのためにも、職員とはフラットな関係でありたいと考え、市長就任以来、職員とのランチミーティングをこれまでに21回実施し、職員とコミュニケーションを深めるとともに、様々な意見を聞きながら、市政運営の参考としているところであります。
このように、常に職員と意見交換しながらスピーディーに物事を解決できる組織づくりに努めている現状から、新たな職員提案制度の導入は考えていないものであります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 2 観光振興についての提言
⑴ 巨大ゴジラ立像を建立
ご質問の第2点は、観光振興についての提言であります。
巨大ゴジラ立像の建立についてでありますが、現在建設中の複合観光施設「オガーレ」については、ナマハゲ、ハタハタ、北限の椿をモチーフとしたロゴマークを作成し、施設の歓迎看板への表示をはじめ、施設内各所に表示し、統一感を持たせた案内を行うこととしております。
「オガーレ」へのゴジラ像の設置というご提案は、当該施設への誘客のほか西海岸観光を推進する手法の一つとして、インパクトのあるものと考えますが、まずは、7月1日のグランドオープンに向けて様々なイベントの企画に加え、宣伝・PR活動を実施するほか、オープン後も継続的な誘客宣伝事業を図り、男鹿市全体への観光誘客の波及効果をもたらすことができるよう、取り組んでまいります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 3 観光“男鹿”のインバウンドマーケティング
⑴ 海外へのインバウンド戦略について
ご質問の第3点は、観光“男鹿”のインバウンドマーケティングについてであります。
海外へのインバウンド戦略についてでありますが、現在、秋田空港と台湾を結ぶチャーター便が多く運行されていることもあり、市としましても、主として台湾を対象に誘客事業を展開しております。今年度は県と連携した事業において、私も台湾を訪問し、観光誘客のPRを行ってまいりました。
本市への外国人宿泊客数は、平成28年には2,393人でありましたが、平成29年では6,522人と約2.7倍となっており、このうち78パーセント、5,121人が台湾からとなっております。また、韓国、香港、タイなどを含めたアジア圏の合計では98パーセントを占める6,430人となっており、誘客宣伝の対象についてはアジア圏が中心となるものと考えております。
新年度においては、男鹿版DMOの本格的な始動により、動画やメディアを活用した海外向けの情報発信を強化するほか、外国人を対象とした体験型モニターツアーの実施も検討しており、参加者によるSNSでの情報発信についても期待しているところであります。
本年11月には、男鹿のナマハゲがユネスコの無形文化遺産への登録が見込まれており、海外からの注目も高まるものと考えております。このチャンスを逃すことなく、海外からの誘客拡大に向けた情報発信や受入態勢の整備等に努めてまいります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 4 八郎湖汚水による男鹿海産物被害について
⑴ 八郎湖の健康を取り戻すための処方箋は
⑵ 常態化しているこの難題をどうとらえる
⑶ 国相手の訴訟を覚悟することも必要ではないか
ご質問の第4点は、八郎湖汚水による男鹿海産物被害についてであります。
八郎湖の湖水の海域への流出による漁業等への影響は懸念しているところであり、市でも湖水の水質保全は重要な課題であると認識しております。
八郎湖の水質保全対策につきましては、湖沼水質保全特別措置法に基づく指定湖沼の指定を受け、県が主体となり、八郎湖「わがみずうみ」創生事業として、発生源対策、湖内浄化対策などのほか、喫緊の課題としてアオコ対策に取り組んでおります。
市でも、下水道の整備や浄化槽設置に対する補助制度など、発生源対策や市民参加による八郎湖クリーンアップなど啓発事業に取り組んでいるところであります。
議員ご質問の、水質保全対策として海水導入による汽水化につきましては、県では、農業用施設、上水道、農業用水へ影響を及ぼす懸念があり、現時点では難しいものと考えているとの見解を示しているところであります。
八郎湖の水質改善につきましては、市はもとより、県及び周辺の9市町村で組織する「八郎湖水質対策連絡協議会」におきましても、農業、漁業、生活環境など広範囲にわたる深刻な問題であるとの認識を共有しているところであり、それぞれが取り組み強化に努めております。
今後も、県、周辺市町村とともに、八郎湖の水質保全対策に取り組み、強化を図るとともに、国に対しては湖沼法等に基づき環境省への要望を継続するほか、より踏み込んだ対策が展開できるよう、これまで以上の支援を求めることで、様々な懸念が軽減できるよう努めてまいります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 5 旧野石小学校の利活用について
⑴ 旧野石小学校は現在どのような状況にあるのか
ご質問の第5点は、旧野石小学校の利活用についてであります。
はじめに、旧野石小学校の状況についてでありますが、現在は屋内運動場を児童クラブが月曜日から土曜日まで使用しているほか、社会体育施設として開放しており、地域の方々が健康増進やスポーツを楽しむために定期的に使用しているところであります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 5 旧野石小学校の利活用について
⑵ 地域コミュニティの場として有効に活用すべき
次に、地域のコミュニティの場としての有効活用についてであります。
男鹿市社会福祉協議会の若美福祉拠点センターにつきましては、男鹿市社会福祉協議会の希望により、若美コミュニティセンターを移転先として話を進めているところであります。
平成30年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位3番 船木 正博 議員 (市民の会)
[質問項目] 5 旧野石小学校の利活用について
⑶ 児童福祉総合エリアとして利活用することが望ましい
次に、児童福祉総合エリアとしての利活用についてであります。
まず、玉ノ池保育園の現状についてでありますが、現在の児童数は2月末現在9名となっており、平成30年度は、14名が入園申し込みをしております。
旧野石小学校に移転した場合、乳児室及びほふく室、保育室の整備、その他調理室の設置など大幅な施設改修が必要となります。
児童数の減少等による今後の幼稚園・保育園のあり方を考えた場合、市全体を見通した再編が必要と考えております。
こうしたことから、市では公共施設等総合管理計画を作成し、各施設の改廃及び利活用に向けた協議を進めてまいります。