1、人口減と雇用問題について
2、農業振興について
@農業の体質強化について
A農業政策について
3、教育委員会に関すること
4、平成21年度予算編成方針について
5、市長の政治姿勢について
@市長公約の実現状況について
A来春4月の市長選再出馬について
人口減と雇用問題について
質 人口流出を防ぐ最大の政策、それが企業誘致による雇用の場の創出と考える。今こそ企業誘致に最大の力を発揮すべきではないだろうか。そこで、人口減を抑え人口増への施策はあるのか。雇用創出のための取り組み状況はどうか。企業誘致の見通しはあるのか。以上、市長の考えをお聞きいたします。
答 人口減少を抑制し増加を図るための施策については、少子化対策として、子供を生み育てやすい環境づくりに努める他、企業誘致や既存企業の安定経営の促進など、さらなる雇用の拡大に努めてまいります。雇用創出のための取り組みに状況については、あらゆる機会を捉えて企業誘致活動を行ってきたところであります。企業誘致の見通しについては極めて厳しく、なかなか成果が出ない状況でありますが、秋田プライウッド(株)男鹿工場の増設計画の早期着工に向けて、働きかけをしてまいりたいと存じます。
農業政策について
質 約3割という大幅な減反を行っているにもかかわらず米価は下がり、農家所得は減少する一方です。この米価の現状を打開するために、「米の精」などのような特別栽培米の生産販売や、男鹿米のブランド化、また、市内経済にとって一種類に偏った作付けは、その品種の価格の上下にもろに影響されることから、新品種「ゆめおばこ」の作付け誘導により、「あきたこまち」に偏った作付けを転換し多様化を図ったらどうでしょうか。
答 特別栽培米や、男鹿米のブランド化については、環境保全や市場での優位性を確保する観点から特別栽培米や、減農薬、減化学肥料による栽培を推進していかなければならないと考えております。また「ゆめおばこ」の作付け誘導につきましては、主力品種である「あきたこまち」の市場における取引量は落ち込み傾向にあり、今後、JAをはじめ関係機関・団体と連携し、品種の特性を見極めながら取組んでまいりたいと存じます。
食育について
質 学校給食の今後の運営について、給食費の値上げについて、食育教育に対する教育委員会の取り組みについて伺います。
答 食の安全が不安視され、物価高騰の中ですが、調理場の運営に当たっては、より安全で安心できる給食の維持、地場産品の利用を一層進めてまいります。給食費の値上げについては、今年度から一食当たり5円から30円の幅で値上げいたしております。これは原油高騰によるコストの上昇、国内産の食材を使用するためなど、安全な給食を提供していくためにやむを得ないものと考えております。各学校では、食に関する指導全体計画を作成し、学校給食の指導の充実や、望ましい食生活に関する態度や能力を育てるために、教育活動全体で食育の推進に努めております。具体的には、家庭科・理科の授業では、献立を考える学習や栽培体験、保健体育では、望ましい食習慣の形成、総合学習では、地元食材や生産に携わる工夫や苦労を調べる学習などが行われております。
平成21年度予算編成方針について
質 本市の厳しい財政状況のもと、効率的、効果的な財政運営と共に、自主性・主体性のある予算編成が求められています。新年度予算編成にあたっては、来年は市長改選期にあるので3月当初予算は骨格予算編成になると思います。そこで、歳入、歳出見通しと財政目標について伺います。
答 財政見通しと財政目標については、歳入面では、景気後退による企業の業績悪化等により、法人および個人市民税が大幅に落ち込む見通しであるほか、たばこ税や入湯税も伸び悩んでいることから、現段階では、市税は前年度に比べ2.4パーセント程度の減収になるものと推計いたしております。また、来年度の地方交付税は、前年度と比較し3.9パーセントの減になるものと見込まれております。一方、歳出面においては、人件費及び公債費は減となる見込みでありますが、扶助費をはじめ、男鹿みなと市民病院への負担金、補助金や各種特別会計への繰出金など、経常経費等の増加が見込まれております。なお、財政健全化法に基づく実質公債費比率や将来負担比率のほか、経常収支比率など各種財政指標は、特別な外的要因がない限りほぼ横ばいで推移するものと見込んでおります。
市長の政治姿勢について
なお、市長の政治姿勢、来年4月の市長選挙につきましては先ほどの答弁の中で述べられておりました。佐藤市長は出馬しないとのことで、内容も重複しますので私からは質問いたしませんが、市長の任期はまだ約4ヶ月少々残っているわけですので、今、課せられた重要課題の一つひとつを誠心誠意取り組むとともに、今後に引き継ぎたい重要事項等を整理いただき、残された任期を全うして、有終の美をもちまして、ご勇退なされるよう望んでおります。