平成15年3月定例議会 特別予算委員会から抜粋
船越児童福祉センターの火災について
初日の市長説明にありました、船越児童福祉センターの火災についてでありますが、今ひとつ踏み込んだ説明を伺いたいと思います。
原因については調査中と言うことでまだ解明されていないようでありますので、はっきりした答弁は出来ないと思いますが、最低限どの辺が多く燃えており、どの辺から出火したのかと言うことは調査の段階でもある程度分かると思います。それによって復旧工事では建物全体のどの部分までを解体あるいは修理・補修するのかくらいは把握していると思いますので説明願います。
また、保険などの保証関係はどうなっているのか、市と業者間との責任分担の割合はどのようになったいるのか、それにともなって本市からの新たな支出は生じないのかどうかを伺います。
次に、完成前の安全対策は業者任せではなく市自体でも安全管理対策をしっかりとっていなければならない。(発注者としての注意義務はある)と言うことです。
いくら引き渡し前とは言え工事発注者として基本的な安全管理体制は取っていなければならないし、業者への指導も徹底されていなければならない。そこで、市自体としてどのような災害防止安全対策を取っていたのか。また、業者にはどのような指導をしていたのか説明して欲しいと思います。
引き渡し直前の火災はおそらく本市にとっては初めての経験だと思います。これから類似の事故がいつ発生するとも限りません。今後、市立体育館などの場合を想定して危機管理体制をどう整えていくのか問われていると思います。
今後の危機管理体制をどのように構築していくのか伺います。
入所者などの関係者からは予定通り保育開始をしてほしいという声があるようですが、その点を当局ではどのように考えているのかお聞かせください。
「市としては工事完了後キッチリした状態で受け取るべきであり、保育開始はその後が正しい判断であると思う。これを関係者にはっきり説明して理解させてもらいたい。」
今回のことはまだ原因もはっきりせず、何処に過失があるのか無いのか分かっておらず責任の所在ははっきりしないが、みんなが期待して楽しみに待っていた児童福祉センターが、すでに完成し引き渡し直前にこのような災害に見舞われたことは返す返すも残念だと言うのが大方の見方だと思います。
これを教訓に、2度とおこらないよう万全の体制を敷いてほしいと思います。
*火災発生時の警報の問題。(当時の状況)
サイレンが短く2回鳴っただけで、後は防災無線で放送があった。
船越の住民の中でもセンターの火災を知らなかった人が多くいた。
防災無線は窓を閉めると聞こえない家もある。また、2カ所の音が混じって聞きずらい場所もあるなどして緊急時情報伝達としては弱い面がある。
やはり、結局、サイレンをけたたましく鳴らさないと地元の火事だと気づかない人が多い。
以後、答弁は整理中です、暫くお待ちください。