○議長(三浦利通君) 再質問、14番船木正博君。

◆14番(船木正博君) ありがとうございました。今回はですね、少し検証を含めながら質問させていただきたいと思います。
 まず、観光地トイレの美化からの考察でございますけれども、かなり市長から前向きなお話いただきまして、ありがたいと思っております。というところで、トイレのことでございますけれども、市で所有して、直接市で管理してるトイレは、全市内の中で何カ所あるのでしょうか。

○議長(三浦利通君) 藤原産業建設部長
     [産業建設部長 藤原誠君 登壇]

◎産業建設部長(藤原誠君) 市の方で所有しており、管理しているトイレの数は、21カ所でございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 22カ所ということで。
 それで、市の所有するトイレでですね、清掃管理等を外部委託しているトイレは何カ所ですか。

○議長(三浦利通君) 藤原産業建設部長
     [産業建設部長 藤原誠君 登壇]

◎産業建設部長(藤原誠君) すべて外部委託して、管理させていただいております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) わかりました、すべて。そうすればですね、その外部者は、個人か事業かわかりませんが、その業者さんは何社いらっしゃって、その委託先への市からの指導方法としては、どのような手法でやっておられますか。

○議長(三浦利通君) 藤原産業建設部長
     [産業建設部長 藤原誠君 登壇]

◎産業建設部長(藤原誠君) お答えいたします。
 契約の相手先は、公益社団法人男鹿市シルバー人材センターであります。
 清掃の状況につきましては、苦情等があった場合は、シルバー人材センターの方へ連絡し、担当者の方へ伝えていただくと。問題があった場合は、先ほど答弁にありましたとおり、現地を確認して、改善方法等について検討しているところでございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) わかりました。それで、指導方法を聞きましたけれども、何かですね、どのくらいのあれで指導してるかわかりませんが、恐らくそういうことはないと思うんですけど、頼みっぱなしとかほったらかしでね、任せっぱなしということはないと思いますけれども、その委託先への指導管理を徹底していると、根拠となるその事例があったら示してほしい。というのは、まず定期検査とか定期的なチェック体制、どのくらいのスパンでチェックしてるとかですね、その指導してる事例とかですね、具体的な例を示してほしいんですが。

○議長(三浦利通君) 藤原産業建設部長
     [産業建設部長 藤原誠君 登壇]

◎産業建設部長(藤原誠君) 管理に関しましては、委託契約ですので実績報告を提出していただいております。市の施設に関しましては、観光商工課の担当の方で巡回しながら、故障箇所とか不具合のある箇所については見回っており、そのときに清掃の状況について具合が悪いときは、シルバー人材センターの方へ連絡するような体制という形で行っておるところでございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 検査、指導しているということはわかりますけれども、その結果がですね、現場が実際にきれいになっていなければ、何もそれ指導してないと同じなんですよね。そういうところで、やっぱりもっと徹底的に指導なり、市の方でも責任をもってね見ていただかないと、観光客に申しわけないですよ。それで、まず何といっても委託はしていますけれども、最終責任はやっぱり男鹿市にあるわけですから、その辺のところもう少しね、ちゃんとチェック、不備なところがあればすぐに対応していただきたいと思いますし、結果をですね報告してもらいたいんですよ。全トイレチェックしてですね、不備なところがあったら一応ですね控えてですね、報告していただきたい。あと、清掃関係と男鹿市のトイレは立派にやりましたということをですね、広報にでもね載せていただければありがたいと思うんです。そういうことできますか。

○議長(三浦利通君) 藤原産業建設部長
     [産業建設部長 藤原誠君 登壇]

◎産業建設部長(藤原誠君) お答えいたします。
 トイレの清掃に関しましては、これまでの状況といたしまして、苦情等の何ていうんですか、市への問い合わせとかそういうものについては、ほとんどないというふうに認識しております。適正に清掃行為については行われていると。ただ、ついて行って、その都度清掃しているわけではございませんので、朝の清掃というような形で行っておりますので、使用状況によっては具合の悪い部分もございますけれども、もし観光客とか観光事業者の方からトイレについて苦情が来た場合は、担当者おりますので、そちらの方で現地を確認してですね対応させていただきたいと考えております。
 トイレの公表につきましては、その中身全部を一個一個、ホームページの方へ公表するというような考えはございませんけども、代表的な部分については、そのようなご提案も受けて対応してまいりたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) あくまでも情報受け身で、こう来た場合に対応するというスパンだと思います。やっぱりもともと、今は本当、インターネットとかありまして、悪いとこもいいとこもすぐ全国に発信されるんですよね。そういうところありますので、やっぱり市の方でもいろいろやっぱりそういうふうなのを、情報管理ですか、そういうふうなのをいろいろこう収集しながらですね、即対応していただかないと、この男鹿観光の恥になると思いますので、しっかりその辺受けとめて、すべてのトイレチェックを早速私はしてもらいたいと思うんですが、お願いいたします。
 それでですね、将来構想なんですけれども、先ほどいろいろ市の方でも取り組まれて、いろいろDMO関係とかも協力しながらやっているということでございますけれども、私からは、やっぱり将来構想とすればね、先ほども申し上げましたけども、男鹿市は日本一きれいな公衆トイレを目指しますとか、そういうふうな宣言までもっていってもらってですね、そこまで昇華させていただければ、これはすばらしいことだと思いますよ。まあトイレの美化は、これどこへ行っても観光の目玉になりますからね。どこへ行ってもトイレのきれいなところは、これ好かれます。そういうことで、市と行政が一緒になってね、それをやってやれない、できないことではないと思いますので、是非ですね、男鹿は日本一の公衆トイレを目指しますという、そういうふうなね考えをもっていただけないでしょうか。市長として取り組む姿勢はどうですか。

○議長(三浦利通君) 菅原市長
     [市長 菅原広二君 登壇]

◎市長(菅原広二君) お答えします。
 いい質問をしていただきました。私は、日本掃除に学ぶ会、トイレ掃除で有名な鍵山秀三郎さんを非常に尊敬してるんです。自らトイレ掃除も、私も実践しています。下坐行に生きるというか、トイレを掃除することによって謙虚な気持ち、素直な気持ちになると、そういうことには非常に共感をしております。
 それで、恐らく議員の指摘のその案件については、入道崎のトイレだと思います。私自身も3回見にいきました。その対策について、市のスタッフとも協議しました。それで、どうにもならないところは、やっぱりソフトの面だけじゃなくてハード面で、もうちょっと限界にきてるということで、あそこは30万円以上の補修については県で行うことになってるそうです。それで、県に要望してます。何とか来年度要望に間に合うようにお願いをしてるとこです。
 私は、議員が指摘していただいたように、道路の景観も含め、非常にその景観が人をつくるということを、いつも私は強調しております。だから道路の草刈りについても、ことしのお盆は、東京からプロの景観の人が来られたとき、男鹿のその草刈りはよくなったと、そういうことを言ってくれております。枝刈りについても、今までとちょっとこう、勘違いがあって国定公園内だから出てきてる枝を切れないんじゃないかと、そういうちょっと勘違いがあったみたいなので、県と一緒に協調して、きちっとやっていくという方針になってます。
 今指摘されたそのトイレ清掃については、シルバー人材センターときちっと話しながらやっていきたい。そしてまた、何といってもやっぱり地域の人たちが参加してくれることが大事だと思います。ただ汚いからっていうその苦情だけじゃなくてね、自分たちも一緒にやっていくと、そういうスタンスが大事なんだと思ってます。だからそこあたりの連携プレーについても、観光協会と相談してるところでありますので、もうちょっと時間を貸していただきたいと。
 私のここは根幹的なことであって、やっぱり市民自体がおもてなしの心を持つと、そのことがよい地域づくりになっていくと思ってますから、観光だけじゃなくてね、すべての行政につながることだと思ってますので、大事なとこなのできちっとやりますから、ひとつよろしくお願いします。

○議長(三浦利通君) 藤原産業建設部長
     [産業建設部長 藤原誠君 登壇]

◎産業建設部長(藤原誠君) 先ほどトイレの箇所数について21カ所と申し上げましたけども、観光商工課所管以外の部分もございまして、そこの部分合わせますと26カ所ということで、すみませんが訂正いただきたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 市長も大分もう行動していただいているということ、私も聞いておりますのでわかります。あと、景観もすごく、前に比べたら木の方もよくなっておりますので、だんだんその方で成果は出てきているのかなと思っております。
 先ほど入道崎出ましたけれども、やっぱり市民の方で、自分で掃除してる方もいるんですよね。やっぱりそういうふうな人たちがいっぱいふえてくれればありがたいし、それから、その周辺の商店の人たちもね、自分事のこととして考えてやってもらえればありがたいんですけども、まだ、あの辺の全体の地域的なそういうふうな関心度というか責任感というのは、なかなかまだまだ足りないと思いますので、やっぱりその辺のところ、民間全員通してね、このことを、美化の問題には取り組まなければいけないと思っております。
 何といっても観光地のトイレですね、人間どこへ行ってもこれはトイレは必ず必要ですので、印象を悪くするのもよくするのも、やっぱりトイレ一つでかなり違いますので先ほどシルバーさんとの協議してるといいますけれども、もう少し、もう一度ですね、しっかりとやっていただければありがたいと。
 やっぱり観光地のステイタスを上げるのは、やっぱりトイレですよね。トイレがきれいだかどうかということで、大分違うというか、かなり違います。いくら男鹿が風光明媚できれいだからといっても、トイレの汚いところはやっぱり二流三流の観光地と、そういうふうに言われてもしようがないですので、そういうふうなことのないように、これからもしっかり取り組んでいただければありがたいと思います。
 先ほど市長も言っておりました、やっぱり市民の方もね、まあ私を含めていろいろやっぱりそういうふうなこと、意識革命しなけりゃいけないと思いますし、あとですね、当然観光に携わる人はもちろんですが、市民も接客やおもてなし、今現在の男鹿市民の一般的なあれとしては、まだまだその当事者意識に欠けるところがありますので、やっぱりその辺のところをですね、やっぱり市の方でも積極的に意識醸成といいますか、そういうふうなものに政治主導でね、積極的に市民の意識を醸成するために、いろんな広報活動なりキャンペーンを張るとかですね、やっていただければありがたい。例えばね、まずおもてなし強調月間をつくるとかを強調して美化キャンペーンを張るとかね、そういった市の指導でねやって、民間に協力してもらってやってもらうと。行政も積極的にね、そういうふうなものを発案して、指導して支援乗り出すべきだと私は考えておりますので、そういうふうな強調月間とかですね、市の方主催で市民を巻き込んでやるような行事とか、そういうふうなものはできないものでしょうか。

○議長(三浦利通君) 菅原市長
     [市長 菅原広二君 登壇]

◎市長(菅原広二君) いろんな行政課題を抱えておりますけども、この美化のこと一つやってもね、いろんなことにいい影響を及ぼすと思ってます。健康寿命を延ばすこと、ごみの減量化、そのやっぱり産業の振興、いろんなことが皆かかわっていくんだと思います。何とかそれを取り組んでいきます。そして具体的には、今、観光協会、商工会ときちっと話し合いをもって、やっぱりおもてなしの心のね、そういう講習会をすると、講習をすると。それで、年何回かした人には認定証みたいのを渡すとか、そういうことを考えてるとこです。検討してるとこですので、皆さんからも一緒にこうやっていこうと、そういうご理解をいただければありがたいです。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) そうですね、観光協会、商工会、それと一般市民と「オール男鹿」で、是非いい方向にもっていただければありがたいと思います。
 それから、人口減対策と廃校舎の利用ですけれども、いろいろ市の方でも研究して、いろいろ情報など集めていらっしゃるようなので、それをもう一度ですね洗い直して、もし市内でも取り上げれるようなことがありましたら、廃校舎のその利活用ということで頑張っていただきたい。あと、そういうふうな方法を民間の方にも享受していくということもやっていただければありがたいと思いますので、そっちの方はよろしくお願いいたします。
 それから、コミュニティ・スクールの方にまいりますけれども、任命とかいろいろわかりましたけれども、ほかの方は何か委員の確保が難しいとか、いろいろなかなか集まらないというところも聞いておりますので、男鹿市の方の委員の確保はスムーズにいっているんでしょうか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 教育委員会が特に力を入れて進めておりますコミュニティ・スクールについてご質問をいただきまして、ありがとうございます。
 学校運営協議会委員の確保でありますが、学校の規模等によってもやはり異なっておりまして、大きな学校ですと、それだけ地域の方からいろんな人材がこう推薦が上がってまいりますけども、小さい学校ですと、PTAも含めましてなかなか一定数の委員を確保することが難しい状況にあることは確かでございます。小学校・中学校の委員を兼ねてるという方もおりますので、いろいろこう委員の推薦の仕方については、この後また、地域のいろいろな人材バンク等も含めまして各学校で滞りなく確保できるよう、教育委員会としてもいろいろこう支援の方当たっていきたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 難儀な面もあるところでしょうけれども、頑張っていただきたいと思います。
 あとはですね、このCSに年間どのくらいの予算をかけているのかと。それによって、このCSの本気度が試されるような気がしますので、どのくらいの年間予算規模でやっていらっしゃいますか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) コミュニティ・スクールの運営にかかわる予算措置でございますが、今年度は、10校全体になりますが160万円ぐらい、160万を措置しております。消耗品ですとか学校運営協議会委員、運営にかかわるということで、約160万の予算措置をしてございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 160万ということで、それ教育長、何たもんたすべか。これ効果的に運営される十分な予算だと考えてますか。その160万というのは。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 活動が充実していけばいくほど、やはり運営に関する経費も必要となりますので、160万で十分ということではございません。学校の方からも、こういったことをもっとやりたいということで要望も来ておりますので、また来年度の予算編成に向けて、各学校からの要望もこちらの方で聞き取りながら、予算の方をできるだけ学校の要望に応えられるように頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) わかりました。市長、そういうことでございますので、よろしくお願いします。
 あとはですね、CSの協議会の基本的な役割として三つほどあるんですけれども、校長が作成する学校運営の基本方針について承認すること、学校運営について教育委員会や校長に意見を述べること、教職員の任用に関して教育委員会に意見を述べること、と大きく三つあるわけですけれども、教育委員の皆さんはその点をしっかり把握してやっていることと思います、ほとんどの人はね。ところが、その学校からの押しつけ、あるいは追従組織になっては困りますので、そこはしっかり主体性をもってね審議なされてると思いますけれども、形式的にやっているだけのことなのか、それとも主体性をもってかなり充実した内容になっているのか、その辺の現状はどうでしょうか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 学校運営協議会の運営の現状でございますが、コミュニティ・スクールを推進する上で核となりますこの学校運営協議会、今議員からのお話しございましたように三つの役割がございますが、学校運営に参画するということが大きなこれまでの地域との連携との違うところでございまして、各学校では、最初の学校運営協議会で学校運営の基本方針について審議してもらうということ、それから、学校の校長の運営に対して意見を述べるということは、すべての学校で行っておりますので、現在のところ学校運営協議会では、委員の声、地域の声がより反映される形での運営がなされているととらえております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) わかりました。
 それとあと、活動の成果が出るまでにはまだまだ、始まって2年目ですので時期尚早かなとは思うんですけれども、これまで実績と、先ほどいろいろ実績とか評価ある点を説明いただきました。例えば、委員の発案で何か新しいものができたとか、学校運営にはるかに改善が見られたとかですね、その目に見えたような何かしらの貢献が、今までそういうような一つか二つかあったのでしょうか。その辺のところどうですか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 学校運営協議会委員の発案によるいろいろな活動については、各学校の方で、例えば地域でこういう行事をやっているので、それについて学校の方から、子どもたちから出てもらうということですとか、いろんなものづくりに参加してもらいたいということでの発案も出ておりますし、また、船越小学校では7月になりますが、グラウンド脇の竹をコミュニティ・スクールの活動の一つとして環境整備するということで、貢献をいただいております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) ありがとうございます。まず、男鹿市の場合、今のところ県内でもですね、いろんな地域差がありますけれども、男鹿市の場合はいいスタートを切ったと私は思っております。教育委員会も頑張っておりますし、ただ、まだ学校、保護者、地域住民の機運がまだまだ熟成しているとまではいかない、経過途中だと少し感じておりますので、先ほどいろいろな、教育長も言っておりました。よい面、悪い面、いろいろあると思います。そういうふうなところで、もう少しですね、てこ入れは必要だと思いますので頑張っていただきたいと思います。
 あと、やっぱり当事者だけでなくてですね、当事者以外の市民をも巻き込んでやるのが一番大切なことだと思いますので、まだまだいろんな参加してくれる方はたくさんいると思います。そういうふうなところを掘り起こしながらやっていただければありがたいと思います。
 そういうことで、各地区での取り組み、それぞれの実情に照らして行われていると思いますので、その辺のアプローチ、底上げですね、その辺、教育長の方もやっぱり、かじ取りを担うのはやっぱり教育委員会だと思いますので、その辺しっかり、男鹿のあれですね、何といいますか、各学校間の情報交換ですね、人の振り見て我が振り直せといいますから、よいことも悪いことも参考になると思いますので、そういう風なことを大いに考えながらやっていただければありがたいと思います。
 それからですね、本当は今まで取り組んだ課題とか、やったこと、経過をまとめた議事録とか資料等があったらいただきたいなと思うんですけども、その辺まとめてないと思いますけれども、いろいろな今までのこの何といいます、取り組みや課題で変わったこと、やったこと、議事録とか、まあ各学校等あると思います、資料とか。もし特筆すべきようなことが、全部といえば大変ですから、何かいいものがありましたら資料等いただければありがたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
 それで、コミュニティの最後ですけれども、私はちょっと考えるところ、まあコミュニティは大体ある程度基本パターンは決まってますけども、特にですね、この男鹿では、何というか、どこでもやってるようなコミュニティ・スクールではなくて、まず全国から注目されるような、モデルになるようなね、男鹿方式とそういうふうに言われるようなコミュニティ・スクール、そこまでも昇華させていただければすばらしいことだなと思っております。そういうふうなことで、そうなれば全国からも視察にも来るでしょうし、交流人口の増大にもつながります。やっぱり秋田県は教育で売ってますので、男鹿市もそういうところで視察に訪れるようなね、例えばコミュニティ・スクールがすごいと、盛んで、よいところであると、そういうふうなところを、男鹿市が例えば交流人口の増大、視察にも来ると思いますので、そうなればまた子どもたちにもいい影響、あるいは地域の活性化にもつながることですので、是非ですね教育委員会から、男鹿活性化のためにも頑張っていただければありがたいと思います。その辺のところ、どうでしょう。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 男鹿市が目指しておりますコミュニティ・スクールは、学校づくりが地域づくりに連動するコミュニティ・スクール、これは恐らくほかのコミュニティ・スクールとの大きな特色、違いであろうかなと思います。これを一層進めることによって、この後また少子高齢化で学校の規模は小さくなりますけども、地域の方でも高齢化が進むということは予想されますが、学校が活力がある、そしてその活力が地域にも伝わる、地域も元気になる、そういう形でのコミュニティ・スクールを目指してまいりたいと思います。学校と地域、保護者が総掛かりでコミュニティ・スクールを推進していくことで、地域教育力日本一のコミュニティ・スクールを目指してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 心強いお言葉いただきました。うちの教育委員会の方は、教育長さんはじめ、とても優秀な人材が揃っておりますので、その辺のところ、これからもですねリーダーシップ本当に発揮していただいて、本気度で、あとはね、徹底的にやるとすれば専従するね人材も、まず私は必要だと思いますので、そういうふうなところも考えていただいてやっていただければ、もっともっとこうパワーアップすると思いますので、その辺のところよろしくどうか頑張ってください。
 それでは、学校テストの方にまいります。
 小6が県より3ポイント、中3がほぼ同程度ということですけども、うちの方はあれでしょうか、A問題、B問題、どちらの方が弱点なのか。その辺どうですか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 全国学力・学習状況調査の結果についてでありますが、本市の児童生徒の場合は、小6、中3もそうですが、A問題よりもB問題の方が少し県の平均正解率よりも劣るという結果になっております。A問題の方は結構こう善戦しておりますが、この後、活用を試されるB問題の方への対応ということについても、力をこう入れていく必要があるととらえております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) やはりB問題は、これ全国的に苦手とされてるところで、こういうふうな知識活用問題はね、やっぱり当然そうだと思います。全国的にはやっぱりその方が苦手なので、でも、県内では意外とB問題が、これまで10年間ではよかったので、市の方でももう少し頑張っていただければありがたいと思います。
 あとですね、問題は無回答率ですけど、これ多いのか少ないのか。男鹿市の無回答率というのはいくらでしたでしょうか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 全体の無回答率をこう比較いたしますと、県とほぼ同程度ということで、極端に男鹿市の児童生徒の無回答が高いということではなく、誤答はあるにしても全く答えないという児童生徒の割合は、全国と比べますと少ないということになります。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 無回答率少ない、よかったですけども、無回答率は秋田県も少ないですし、これは何ていいますか、探求型授業を取り入れてやっていると、その成果が大いにあるということでございますけども、うちでも探求型授業を取り入れると思いますけれども、ただしですね、その形式的になりがちで、学びが深まらないという指摘があるわけですね。その辺はどういう実感をもっているのか。実際に成果は上がっているのか、学びは深まっているのか、その辺、実感としてどうでしょう。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) すべての学校を訪問いたしまして、全学級の授業を年に数回見ておりますが、どの学校でもそうですが、従来のような教師が一方的に子どもに教え込むというようなスタイルをとっている学校、学級はございません。子どもの考える力をつけるということで、問題を一つ一つ探求していく過程を重視する授業、そして最後には、調べた結果をまとめて発表させると、そういう授業がどこの小学校・中学校でも行われておりますので、いわゆる秋田型の探求授業については、本市においても着実に進んでいる状況でございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) はい、確実に進んでおります。
 それで、その探求型授業とか、あと学習ノートとか今使ってやってると思いますけれども、そういった場合に、かなり教職員の方が負担があるとか時間がないとか、そういうふうな問題が出てきます。その教職員の方、問題意識をもってしっかりやっていると思うんですけども、その教職員から見たその立場というか、授業に向けて準備はする、研究する、準備をする、そういう時間をこちらの方にとられて、普段の授業が、そういうふうなものに向ける時間が少なくなるとか、そういうふうなことはないですか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) どの教員もそうですが、やはり少しでもいい授業、子どもたちに力のつく授業をつくりたいということで、勤務時間過ぎてからもかなり教材研究を進めてる教員が多いことは確かであります。物事、やはりいいものをつくり上げようとすれば、それなりに時間も伴いますので、従来よりも先生方の放課後の教材研究する時間は長くなっていると思いますが、学校では教員同士でいろいろ意見交換しながら、できるだけいろんな意見を取り入れながら効率よくこう進めるという形で教材研究を進めてる学校もありますので、教育委員としてもいろんな情報を提供しながら、できるだけ教員の負担軽減につながるようなそういう支援を行ってまいりたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 先生たちも大変時間があってないようなもんで、かなりまあ重労働だと私は感じておりますので、その辺のところ、体力も考えながらいろいろ、体力と知能を働かせながらやっていただきたいと思います。
 あとですね、過去問はやってるのかですね。過去問は恐らくやってると思います。どこでもやってると思います。ということで、その場合、これやるとですねテストは対策が必要だとか、必要なのかとかね、本来の授業との兼ね合いはどうなるのか、そういった場合に過度になっていないのかという問題が出てくるわけですね。それで、あと教員のほら、先ほども言いましたけども業務負担がふえると、そういうことになりますので、これらのことを、まあこれからどういうふうにこうやったらスムーズにいくのかなということ、どういうふうに考えていらっしゃいますか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 全国学力調査に向けた過去問につきましては、市の教育委員会としては、事前対策として過去問をやるということの指示は出しておりません。ただ、学力調査、国の学力調査は出題の形式が普段学校で行う試験とは異なる部分がありますので、子どもが回答する回答の仕方に戸惑わないように、事前に過去問を解かせるということはあります。ただ、授業で相当数時間をかけて過去問をやると、それで学力調査の点数を上げなければいけないというようなことは、男鹿市の学校ではございません。調査の趣旨が結果を次の授業改善に生かすということでありますので、各学校では、4月の調査終了後に速やかに自己採点を行いまして、結果を分析して、それを授業改善ですとか個別指導に結びつけると、そちらの方をこう重く考えながら進めているという状況でございます。

○議長(三浦利通君) 暫時休憩させてください。
     午前11時21分 休憩
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     午前11時21分 再開

○議長(三浦利通君) 再開します。
 船木議員

◆14番(船木正博君) いろいろ、過去問はそんなにやってないと。まあそれがやっぱり従来のことだと思います。いずれにしても本末転倒にならないように、慎重に配慮していただければありがたいと思っております。
 それでですね、大きなこと、総体的なこと言いますけれども、一つ学テの最後に伺いますけれども、本県にですね本市に他県からの授業見学ということは過去に来ておりますか。それとも、他自治体との何ていいますか、連携協定ですか、そういうものを結んでいるのか。その2点ちょっとお知らせ願います。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 他県からの授業等の視察でございますが、平成19年の調査開始以来、男鹿市の方には来ていないという状況でございます。
 それから、ほかの自治体との協定ということも特に結んではおりません。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) 是非ともですね授業見学に来てもらえるような、そういうふうなことになってもらえればありがたいと思います。
 あと、連携協定、ほかの方もやっぱり知るということも、これはまず大切だと思いますので、ひとつの型にはまらないで、情報交換等やった方がいいと思います。ということで例一つ挙げますと、東成瀬村は学力テストにおいて注目ナンバーワンですよね。昨年はそういう視察に600人以上、教育関係者が来たということで、やっぱりそういうふうなところがありますので、本市と東成瀬村の違いはどこにありますか。それとまた、そのお手本として分析とかはしてみたでしょうか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 本市と東成瀬村の同じところ違うところということで、こちらの方、私の方で知ってる情報でお答えいたしますと、東成瀬村小・中学生の場合は、家庭学習の時間がやはり圧倒的に、1日2時間とか3時間という形での家庭学習をする子どもが多いということでございます。それから、授業改善にいたしましても、村に小学校・中学校が1校しかございません。しかも、すぐ隣にありますので、小学校と中学校が合同で授業改善についての研究会が行いやすいと。そこでいろいろこう議論が出されるというような状況にあることは承知しております。ただ、東成瀬村も男鹿市の場合も、三世代同居の家庭が多いということで共通しておりますので、ともに子どもたちが安全・安心に地域でも生活できると、それもまた学力向上の一つの要因でありますので、男鹿市の方でも、そういう環境面で同じところがある以上は、もっともっと東成瀬村にこう近づける部分もありますので、そこをまた東成瀬村の方といろいろ教えてもらいながら、男鹿市の方でも一層の学力水準の向上に向けて取り組んでまいりたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) それぞれの自治体において状況等いろいろ違いますので、一つ一つ同じとはいいませんけれども、少しですね、そういうこともありますけれども、東成瀬村の方にですね教員を派遣してね、実際現場を学ばせたり、そういうふうな交流はしてみてもよいと思いますので、そういうものができるようになれば、交流とかですね、是非その先進地の現場を学ばせていただきたいと思います。ということで、よろしくお願いします。
 あと、自殺率の方にいきますけども、昨日もテレビとか新聞、きょう朝の新聞にありました。中・高生2人、自殺しております。大切な命を絶ってしまいましたけれども、全国的にはね、この一般的に限らず、いじめとか不登校に悩んで自殺を考えたり、実際に命を絶つ子も、きのうのようにおります。いつ男鹿市でもそういうふうなことがまず発生するかはわかりません。これは要するに教育現場にもかかわってくる問題ですので、私は自殺率の方は、どちらかというといろいろ枠組みあるでしょうけども、子どもたちの方の自殺の方もメーンに考えておりました。あとそれで、学校や教育委員会も、民間と連携して命の大切さをね伝えることをやっぱり重要だと思いますので、子どもたちへの啓発を通して、親や家庭、あるいは地域全体に広めていく、そうした地道な取り組みが自殺をなくする近道だと思いますので、是非子どもを通してですね社会全体にね、この自殺率を低めていくと、そういうふうな状況になっていただければありがたい。ということで、男鹿市の場合、教育委員会では自殺に対してはどういうふうな今取り組みをされておりますか。

○議長(三浦利通君) 鈴木教育長
     [教育長 鈴木雅彦君 登壇]

◎教育長(鈴木雅彦君) 自殺に対する取り組みということで、特に自殺ということを掲げた取り組みということは教育委員会の方ではしておりませんが、命の大切さということでは学校の道徳の授業もそうですし、あと、学校に配置しておりますスクールカウンセラーの相談ですとか、そういった生徒指導上のことにおきましても、子どもの命を大切さということについては、もうすべての学校教育活動の中において子どもたちに伝えているという状況でございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

◆14番(船木正博君) まあいろいろ、直接自殺とかそういうふうな、子どもにはね、あれでしょうけれども、自殺対策基本法が昨年改正されて、7月には新たな自殺総合対策大綱が閣議決定されました。この改正法ではですね、やっぱり学校にもやっぱり求めてるんですね。学校に対して子どもたちがSOSを出せるような教育をすること。というふうに求めておりますので、そういうふうな具体的な対策はまだしておりませんということなわけですよね。そういうふうなこともこれからしなければいけないと思います。そういうふうな、ができましたので。例えばですね、今、やっぱり子どもたちは常に問題を抱えております。そういった場合に、子どもたちの変化、先生たちがすぐ見たらですね、やっぱり子どもに声かけるとか、あと、そうなったときに同僚先生たちと話し合うとか、親とか地域の人に、まず連携してね子どもの命を守るという、そういうふうな共同作業も必要と思いますので、これから学校の方も積極的にね、自殺対策というか、表面上できませんでしょうけれども、そういうふうなものを底の方からね、是非とも意識づけ、先生たちにしていただいて、是非ともですね、子どもたちの様子をよく見て観察してやっていただければありがたいと思いますので、そういうふうにお願いいたします。
 じゃあ、教育委員会はこれで終わります。
 男鹿市の景況感ですけれども、市は、ほとんどまだ変わらないということでございますので、これからもまだまだ市の活性化になるように、いろいろな取り組みを市の方でも頑張っていただければありがたいと思います。
 ということで、いろいろ貴重なご答弁ありがとうございました。これで終わります。

○議長(三浦利通君) 14番船木正博君の質問を終結いたします。

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