○議長(三浦利通君) 再質問ありませんか。船木議員

○14番(船木正博君) 今、人口減対策、市の方でも真剣に取り組んでいるようでございますが、今、人口問題対策検討チームをつくって頑張っておられます。その人口問題対策検討チームに対して、市長はどのような指示を与えてやらせているのか、お聞かせ願います。

○議長(三浦利通君) 渡部市長

     【市長 渡部幸男君 登壇】

○市長(渡部幸男君) 人口問題検討対策チームというのは、そのメンバーだけの問題でありません。男鹿市の市役所内、少なくとも職員に関しては、共通の認識を持ってもらいたいという意識が一番のこの検討チームを立ち上げた理由であります。

 検討チームには、新しい観点から、そして今までの分を踏まえて、すべて新しい視点から見直してもらいたいということを申し上げております。

 また、市の職員に関しましては、検討チームだけではなくて、私が具体的に意見交換会という場で市の職員から意見を求めております。また、日ごろ、いわゆるお子さんをお持ちのお母さんと接する機会の多い保育園、幼稚園の園長とも、やはり意見交換の場を設けて、いわゆるそのお子さんをお持ちの方の意見なども参考にしながら人口問題を考えてまいりたいと思っております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) ありがとうございました。

 それで、先ほどいろいろ数値が示されました。その中で女性の出生率についてのあれがなかったように思いますが、出生率はどれくらいで予定しておりますか。

○議長(三浦利通君) 山本総務企画部長

     【総務企画部長 山本春司君 登壇】

○総務企画部長(山本春司君) お答えいたします。

 合計特殊出生率についてでございますけれども、現在、大変申しわけございません。手元に資料がございませんが、1パーセント前半の数値となっておりまして、非常に低い状況でございます。そのために、まずはその目標として県が設定している合計特殊出生率に到達することを目標として、今取り組んでいるところでございますので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) この出生率というのは、人口減少問題で基本となる大変重要なところでございまして、子どもが生まれることによって人口も維持されるということでございますので、将来、何年後かにですね、現在の出生率から何年後に何パーセントの出生率まで抑えるか、それとも、その出生率をもっと上げていくとかですね、そういうふうな目標設定がなければですね、やっぱりその人口対策問題は全然用を足さないというか、そうだと思います。やっぱり数値的に、はっきり何年後に何パーセントまで抑えるとか、それ以上にもう少し上げるとかですね、そういう目標設定をしながらやっていかなければ、やっぱりこれはちょっと、一番かなめとなる人口問題のね主要部分なんですよ。その辺のところ、もう少し検討しないと無理だと思いますので、どういうふうな考えを持っていますか。

○議長(三浦利通君) 渡部市長

     【市長 渡部幸男君 登壇】

○市長(渡部幸男君) 合計特殊出生率も一つの要因でありますが、先ほど申しましたとおり、まず結婚して、そして子どもを産み育てるという循環をつくることが一番重要であります。今、人口問題で大きな問題は、晩婚化、非婚化であります。早い段階で結婚すれば、その分だけお子さんの数もふえる可能性が非常に高いという、これはもう数字として出ております。そういう面でのいろんなその教育も必要となってまいります。合計特殊出生率につきましては、県の方で目標を持っておりますので、男鹿市としても県の伸び率とあわせた目標を持っておりますが、これはあくまでも個人的な問題にもつながってまいります。ふやすというのは、申しましたとおり、いわゆる結婚の数がふえれば、その分子どもがふえてくる、また、子育てを支援する体制、先ほど男鹿版ネウボラと申しましたが、子育てを支援する体制で子どもがふえてくるということを目標としておりまして、具体的に合計特殊出生率の目標を設けたということが、いわゆる人口問題に直接つながる話というよりも、目標としてはあるかもしれませんが、それを達成するための施策としては、結婚支援センターを設けて、市民の方々からいわゆる結婚する意思のある男女を引き合わせることとか、そして子どもが生まれた場合は、妊娠から出産、子育てまで一貫して、いわゆる保健師、あるいは助産師の専門家が継続して相談に乗ると、こういう体制を整えることが、いわゆる合計特殊出生率を上昇させる要因だと考えて、今その方向で動いているところでございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) 今の状況は理解しました。最低限ですね、目標を2040年に出生率を何パーセントで維持するのか、その辺、計算できていなければ後でお示しいただければありがたいですが、もしわかるようでしたら。

○議長(三浦利通君) 山本総務企画部長

     【総務企画部長 山本春司君 登壇】

○総務企画部長(山本春司君) お答えいたします。

 現在、県では出生率を1.8まで引き上げる目標を立てておりますので、本市としてもこの目標を目指してまいりたいと思っております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) この問題は終わります。

 最低限どのくらいを想定しているかということでございます。県では2040年に70万人ということで想定している、今後のこと模索しておりますけれども、先ほどは、その予測することは困難ですということでございました。県で試算できているものが、何で男鹿市で試算できないのでしょうか。その辺の数値とかいろいろ調べれば出てくる話だと思いますが、何で困難なんですかね、ちょっとわかりません、私には。それで、その目標設定もなく、人口減対策をしようとしても、やはりそれは全然絵に描いた餅になってしまいますし、やっぱりそういうふうなしっかりした目標設定、数値を示してからでないと、やっぱり自治体運営も成り立たなくなると思いますので、その辺のところ、何で試算できないのか、全然やっていないのか、その辺のところお知らせ願います。

○議長(三浦利通君) 山本総務企画部長

     【総務企画部長 山本春司君 登壇】

○総務企画部長(山本春司君) お答えいたします。

 県で74万人という試算を出されたということでございますけれども、私の記憶ですと知事が、どっかの場所で自分の考えとして発表されたものと考えております。それが綿密に試算されて出された数字ではないものと私は考えております。

 それから、人口に関しましては、市を維持するための人口というのは、それぞれその市町村によって違いますので、例えば北海道の歌志内市というところについては3千800人程度の市でございます。それでも現在、維持されているということでございますので、必ずしもその目標を立てて、それがいいのかどうかというところは、ちょっと検討の余地はあると思いますけれども、以上でございます。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) わかりました。将来、ほぼ確実に減少するという予測になっておりますので、それには目をつぶらずに、しっかり施策を立てて、これからも取り組んでいただきたいと思います。人口問題はそれで終わります。

 船越の方にまいります。

 船越、人口増加につながる船越の都市計画でございます。

 ジョイフル跡地問題ですが、株式会社伊徳の方で出店できないようなお話ということでありました。まず最初にですね、男鹿市に開発計画なり出されたときに、完成がいつころになるのかという、そういうふうな期間を決めた条項とかはなかったのですか。

○議長(三浦利通君) 原田産業建設部長

     【産業建設部長 原田良作君 登壇】

○産業建設部長(原田良作君) お答えいたします。

 まず、ジョイフル跡地の経緯でございます。平成23年2月18日、株式会社伊徳ホールディングスが買収をしております。面積は3千564平米でございます。その後、同社の組織の改編に伴いまして、現在は株式会社伊徳が所有していると伺っております。

 昨年8月ですが、同社から情報がありまして、平成26年度中の開店に向けて、今、準備を進めていると、昨年の状況はそういうことでございました。

 ただ、今年2月に聞き取りをしましたところ、平成26年度、今年度ですが、秋田市内への出店、恐らくいとく川尻店のことだと思いますけれども、そちらを予定していると。同じ年に船越への出店は困難であると、その秋田への出店後となるというふうな情報があったところでございます。

 また、ことし12月、改めて聞き取りをいたしましたところ、敷地面積が3千500平方メートルということで、単体では出店が厳しいというふうに情報がございました。大型ホームセンター等に出店を今、呼びかけているという状態だということで、具体的な出店計画は、日時を切ったもの、そういったものは今はないということでしたので、よろしくお願いいたします。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) ないということでございますが、非常に残念ですけれども、ああいう場所をですね、いつまでも着工しないで放っておいても、この法律的に何ら問題はないのでしょうか。

○議長(三浦利通君) 原田産業建設部長

     【産業建設部長 原田良作君 登壇】

○産業建設部長(原田良作君) 法律的な問題でございますが、ちょっとまだ調査してございませんが、ただ、用地を取得した後、何年というふうな期限というのは特別定められていないと把握しておりますので、今後ともあのままですと大変見た目もあれですので、株式会社伊徳に対しましては、これからも引き続き出店について働きかけていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) 法律的なことも含めて少し株式会社伊徳の方と協議をしていただきたいと思います。

 また、このまま人口が減り続けるとですね、ますます今の状況からいうと人口が減る、購買層も少なくなる。そうすると、ますますあそこには出店するところがなくなります。手おくれにならないようにですね、やっぱり早急に行政の方でもてこ入れしなきゃいけないと思いますよ。例えば、公民連携事業を打ち上げるとかですね、いろんな方面に話をかけて、公と民が一緒になってあそこに何かをつくると、そういうふうな事業をこれからやはり市でも取り組んでいかなければ、ますますあそこに来るところがなくなります。今もどんどん人口が減っておりまして、船越も減っております。そういったところで、やはりなかなかスーパーでもそういうふうな事業をされる方でも、人がいないところには建てられないんですよね。ですから、早くそうならないうちにですね、あの場所を何かこう建てていただいて、そしてまた人が集まるところ、そういうふうなことを考えていただければありがたいということで、公民連携事業を立ち上げていただきたいと思いますが、その辺の考えはどうですか。

○議長(三浦利通君) 答弁保留のまま、喫飯のため、午後1時まで休憩いたします。

     午後 0時00分 休  憩

     午後 1時01分 再  開

○議長(三浦利通君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 原田産業建設部長

     【産業建設部長 原田良作君 登壇】

○産業建設部長(原田良作君) お答えをいたします。

 先ほど船木議員から、官民協働の組織を立ち上げて跡地の利用というふうなご提案がございました。確かにジョイフル跡地ですが、先ほど3千564平方メートルと申し上げましたが、実際はジョイフル開店時は借地の部分もありましたので、さらに広い面積があったと承知しております。ああいった広いところが、あのままの状態というのは非常にまずいということは、私どももそういうふうに承知してございます。

 ただ、先ほど私申しましたとおり、12月の聞き取りによりますと、まだあきらめたわけではないと。いろいろホームセンター等、合わせて出店するところがあればというふうな話もいただいております。その辺のところを期待しつつ、これからも出店について、さらに働きかけをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) これからいろいろ働きかけていただきたいと思いますが、先ほどのお話で26年に株式会社伊徳が建設計画があるとかという話が来たということですが、その後また川尻の方ですか、秋田の方に建てるということで、こっちの話がなくなってしまったと、そういうふうにさっき聞きましたけれども、そのときにですね、市長はあれですか、こちらの方が先じゃないかということで、株式会社伊徳に掛け合ったりとか、そういうことをしましたか。その時点で。

○議長(三浦利通君) 渡部市長

     【市長 渡部幸男君 登壇】

○市長(渡部幸男君) 出店計画というのは、その店にとっては経営の基本だと思います。そういうことに対して我々が働きかけるということだけではなくて、それ以外に何かできることと、その単に働きかけて、その我々の話が通って覆るということでは、これは決してない。あくまでも経済情勢、彼らの経営的な判断であります。そういう経営的な判断を男鹿の方に向けるような動きを我々はすべきだというふうに考えております。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) じゃあ、ぜひその経営的判断を男鹿の方に向けるように、強力にアピールしていただきたいと思います。

 それでは、船越駅北側の整備についてでありますが、先ほどの話だと、民間の開発が進んでこなくなったと、そういうことであの辺の計画がなくなっていったというようなお話でございますけれども、民間が来ないからその計画をやめたということではなくて、行政の方でちょっと手を加えてあげれば、また民間の方の開発意欲もそれは出てくると思います。例えば、あそこに市道とか一本松とかありまして、現在でも駅の方に行く市道とかもあります。そういう市道をまた拡張してですね、道路整備をしてあげれば、周辺にまたそういうふうな民間の宅地造成というものもまたふえてくると思います。そういったことで、この今、人口減少のところの話でいっておりまして、そういうふうなちょっとしたてこ入れをしてですね、人口増加につながるような、そういう政策を立ててもらいたいという趣旨で今申し上げております。ということで、あの辺、道路を整備してあげればですね、まだまだ敷地、用地はたくさんありますので、ちょっとこう一本どんと若美から来るような、筋の通ったね道路を一本つくることによって、またあの辺の状況がまた変わってくると思います。

 あわせて、宅地も今、安いからですね、天王の方にどんどん流れていっているんですよね。やっぱり一応あのところを、幾らかでも手に入りやすいようなそういうふうな安い値段で購入できるような、そういう政策でもってですね、土地の整備なり住宅問題を考えてあげれば、人は来やすくなると思いますので、そういうふうなところも考えればですね、まだまだあそこは開発する余地が残っていると思います。ということで、また人口も、そこで抑えられるし、また、増加の方向にもいけるんではないかと思いますので、もう一度検討してみる価値はあると思いますが、どうですか。

○議長(三浦利通君) 伊藤副市長

     【副市長 伊藤正孝君 登壇】

○副市長(伊藤正孝君) お答えいたします。

 午前中に市長からも答弁しておるわけですけれども、那場掛杉山1号線、これが今、議員おっしゃる一本松まで、それとあと男鹿東中学校ですか、あそこの道路へつなぐことになります。そういうことで、今現在あの道路を拡幅して30年まででございますと、右手の方が農業振興地域から外れている地域でございまして、それらの開発行為を見ながらということもあって、今、18年度では、それこそ前の基本計画の中ではその陸橋をつくりながら向こうから来る人は今の払戸踏み切りですか、そっちの方を回らないでということで、基本計画の中には位置づけしておるわけですけれども、それが開発のないままでそれをやるということが、ちょっと無理があるということで、船越振興会からの要望で、やはり混雑を解消するために今取り組んでいるのが、議会と協議しながら進めてきたところでございますので、これらの動向を見ながら、この道路ができた段階で右手の方に開発等が出てきたときは、それはそれなりにまた検討する余地が出てくると思いますけれども、まずそっちの方、道路ですか、やはり若美地区から来る道路が整備を先に進めるということで進めておるところでございます。今後それらの動向を見ながらの検討になってくると思いますけれども、今現在はやはり早急にあの道路の整備に努めたいというところでございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) 今やっているところが30年までということなんだけれども、ちょっとスパンが長いような感じがします。いろいろあるでしょうが、もっとですね、人口減のことを考えた政策を、これからとっていただきたいと思います。ということで、その辺のところはありがとうございました。

 あと、観光案内所ですけれども、私、何度も言っていますので、くどくど言いませんが、今現在、天王の道の駅とか大潟村の道の駅、行けばかなりにぎわっております。男鹿市はだんだんこう何か、ますます置かれていかれそうでね、ちょっと悲しいんですけれども、天王のグリーンランドを見たら、イルミネーションで派手にやっておりますしね、大潟村の道の駅も、あきた未来づくり交付金で産直センターの増築工事、今現在やられております。そういうふうなところで皆さんそれなりに意気込みを持ってやっているのでですね、何でこれ男鹿市でもできないのかと、いろいろな各種補助制度ですか、そういうのを思い切ってやってみたらどうですかなと思いますので、答えはいりませんが、後々の答弁、いろいろ質問もいたしますので、どうかもう一度考え直していただきたいなと思っております。道の駅はそれでいいです。

 あと、海岸沿いの津波ですけれども、由利本荘市ですね、この前、県内初の津波避難タワーできました。あれを見ると、工事費等2千570万円ということで、何億もかかるような施設ではないです。500メートルということもありますけれども、直線で500メートルでしょうが、斜めとか向こうの方から来ると、もっと長くなりますので、やはりあの中間あたりにですね1基ぐらいはね、やっぱり必要でないのかなと、そういうふうに考えておりますので、その辺のところ、考えはないものでしょうか、もう一度。

○議長(三浦利通君) 伊藤副市長

     【副市長 伊藤正孝君 登壇】

○副市長(伊藤正孝君) 津波の件で、それこそ海岸沿いにタワーというような話でございます。というようなことで、私先ほど申し上げたとおり、そこにはそれなりの保安林が、防災林があるわけです。これらによってそれなりに時間稼ぎができるというようなことだわけです。由利本荘市でやった2千570万円程度ですか、これかかったやつが新聞でも報道されておったわけですけれども、50人程度のあれだわけですけれども、それつくるよりも、やはり国道沿いまでのその避難してもらうような形を自主防災組織がそれなりに訓練をしながら進めていってもらいたいなということで、これは自主防災組織等には話しておるわけですけれども、今の防災林を使うというようなことと、あわせて先ほど話しておりました防潮堤の件でも県でも考えていないということで、やはり津波が起きた場合、地震が起きた場合、早く避難するというようなことを自主防災組織に働きかけながら、安全対策を取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(三浦利通君) 船木議員

○14番(船木正博君) おいおい状況を見て、安全対策をバッチリやって、お願いしたいと思います。

 最後に、コンパクトシティの話ですが、今、男鹿市内でいろいろなところで検討されているということでございます。特に船川地区もいろいろ検討されているところでございますが、こう考えてみると、やはり人口減の解消、人口増を図るためには、どこに一番最初にもってきた方がいいのかなと、そういうふうに考えてみると、どうみてもこれ、船越ですよね。人口減少、そういうことを考えるとですね。やはり一番最初に船越地区を旗揚げとしてやってもらった方が、私は人口減の問題に対して有意義に働くのではないかなと、そういうふうに考えております。要するに、人口減対策の拠点として位置づけてですね、船越をですね、そういうふうに人口増加の地域としてやはり都市計画なり男鹿市全体のことを考えてみると。まず船川も大切です。例えば、船川は首都ですよ。船越は、こういうと副都心ということになりますね。双方の状況を考えて、いい対策を打つ、そういうことでやってもらいたい。特に船川地区は、やはり商業圏としては無理でございますので、やはり市役所もある、それからやっぱり工業部門ですよね。第2次産業の方で、やっぱり盛り上がってもらって、また、6次産業も立ち上げて、漁業もありますので立ち上げてもらってもよろしいですが、そういうふうなところで第2次産業あたりを中心にね、工業地帯ですので、そういうふうなところを盛り上げて、そこで雇用がふえて、その人たちが購買をすると、地元で購買をすると、それがやっぱり理想的な形だと思います。船川でほかから人を呼んで、入れ込んでやるというのは、ちょっと私は無理があると思います。ということで、船川の駅前の計画等もありますけれども、やはりそういうところを考えてコンパクトシティを最初に、まず人口減対策の拠点として船越につくってもらいたいということで今申し上げております。ということで、市長、いろいろ船川のことは気にして大変でしょうけれども、船川のまず今までの推移、人口減がどういうふうに進んだか、そして、これからどのような予測がされるのか。人口ですね。そういうふうなところ審査なり予測とかなされたときありますか。そういうところありましたら。

○議長(三浦利通君) 渡部市長

     【市長 渡部幸男君 登壇】

○市長(渡部幸男君) コンパクトシティの考え方でありますけれども、男鹿市内全域で、いわゆる公共交通機関を活用して、人が歩けるまちづくりということでありますので、どちらが先かということではありません。男鹿市全体の公共交通機関を、より利便性を高くしていく、そのためには、もう結論は一つでありまして、みんながその公共交通機関を活用するということ、これに尽きるわけであります。どこに集積するかということを考えているわけではありません。ただ、船川の場合は、男鹿みなと市民病院がございます。病院というのは一つ、大きなその集まる場所の、いわゆるコンパクトシティのみんなが集まる場所の一つの大きな要因であります。ただ、その病院だけではなく、例えば買い物をする場合はこの地区だとか、いろんなケースがあるわけでありまして、要は超高齢社会、車を運転、いわゆる免許証を返上するような方がふえてきた場合、公共交通機関で歩けるということで、船川を先にやるとか、船越を先にやる、そういう話じゃなくて、男鹿市全域で、いわゆる電車とバスの活用と、こういうことをコンパクトシティとして考えております。

 また、船川の人口予測ということは、特に船川地区だけでは市として試算してございません。男鹿市全体の数字については、先ほど船木議員の方からお話あった数字ということで、繰り返しますが、人口問題については、やはり結婚して、子どもを産み、育てるということが基本だと思っておりますので、それをふやすように頑張っていきたいと思っております。

○議長(三浦利通君) 以上で、船木議員の一般質問を終結いたしますが、午前中の船木議員の質問に対する答弁において、発言の訂正の申出がありますので、これを許可します。山本総務企画部長

     【総務企画部長 山本春司君 登壇】

○総務企画部長(山本春司君) 午前中のご質問の中で、合計特殊出生率の目標値「1.8」と申し上げましたけれども、これについて訂正させていただきたいと存じます。この目標値につきましては、県がことしの3月に第2期ふるさと秋田元気創造プランの中で、出生率の目標値を平成24年の1.37から29年に1.45とする0.08ポイント増を目指すということにしておりまして、市としてもこの目標に沿って取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、訂正しておわびを申し上げます。

○議長(三浦利通君) 以上で、14番船木正博君の質問を終結いたします。

○14番(船木正博君) どうもありがとうございました。

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