議長 (菅原清春君)  再質問ありませんか。 2番

2番 (船木正博君)  まず、 第1点目の船越防潮水門のことでお尋ねしますが、 丁寧なご説明ありがとうございました。 その中でですね、 ゲートボール場、 これはいろいろ代替地などで問題になったことだと思いますけれども、 代替地としてどこを選んでいるのか。 先ほど、 説明なかったのでその予定地、 それから、 その代替地、 工事完了後にはどのような条件、 あるいは原状回復なのか、 どういうふうな条件で返還になるのか、 そのところもご説明願います。

 それから、 これはやはり、 地元企業は、 本当に千載一遇のチャンスだと思います。 全国で公共事業の見直し等進んでいる中で、 船越でこういうふうな国の公共事業をやるということは、 本当に地元企業に対してはすごくいいチャンスでございますので、 積極的に市のほうでも働きかけをお願いしたいと思います。 ということで、 現在、 働きかけは全くしていないのでしょうか。 その働きかけをしているのかどうか、 そのこともあわせてお願いします。 ついでに、 現在参加できる、 採用されている地元企業がありましたら、 それも知らせてください。

 それから、 2番目の来年度予算ですけれども、 財政が苦しい中でいろいろ皆さん頑張っていただいておりまして大変ご苦労様です。 その中で、 やはり財政運営対策として、 経常収支比率を下げることは本当に大変なことですけれども、 これをやらなければ、 市の根幹にかかわることでございますので、 ぜひ強力にやってもらいたい。 そのためには、 事務の見直しもかなり厳しくやってもらわないといけないわけでございますので、 経常経費節減のための事務の見直しを、 この予算編成にあたってやっていると思いますので、 その見直しした主な中身ですね、 そのところをもう少し詳しくお知らせください。

 それから出張所の統廃合ですけれども、 13年度以降、 北部、 東部、 2カ所ということなんですけれども、 2カ所でこれは間に合うのかどうか、 私ちょっと不安でございます。 できれば3カ所ぐらいに分散していただければなと考えております。

 それから、 この3カ所を再検討できないかということと、 また、 来年、 市長改選でいろいろ慎重にならざるを得ないと思いますが、 これもやはり、 時期尚早とは思いますが、 市民の選択肢の一部にもなると思いますので、 ぜひ割愛なきように詳しく説明お願いいたします。

 それから、 私からの提案でございますけれども、 この件に関して市民にからのアンケート調査をしたらどうでしょうかと。 それは、 考えておりませんでしょうか。 ぜひ、 アンケート調査をお願いしたいと思います。

 それから、 廃止された出張所の利用方法ですけれども、 先ほど説明されておりません。 廃止された出張所の利用方法も改めてご説明願います。

 それから、 第4点目のITの促進と地域インターネット導入促進事業、 これから、 いろいろ取り組んでいかれると思いますけれども、 まず第1に、 私、 前にもご質問しましたけれども、 情報化基本計画の策定はどのくらい進んでいるんでしょうか。 そのへんのところもご説明願います。 男鹿市地域情報化基本計画研究会を発足させて、 今、 研究しているところだと思いますけれども、 その進捗状態もお知らせ願います。 できれば、 研究なんていうのはもう遅いわけでございまして、 この進歩の早さはすごいものでございますので、 研究は早目に終えまして推進委員会議へ早目に移行して、 中身の濃いところをこれから推進していっていただきたいと思いますので、 そのへんのところもご説明願います。

 それから、 各公民館に配置されたパソコンの利用方法ですけれども、 私、 何カ所か公民館を回ってみました。 その中で、 全部ですね、 事務所の中に置かれております。 しかも、 隅のほうでほこりをかぶったような状態のところが多かったようです。 また、 操作できる人もあまりいなかった感じです。 これは、 最初の目的は、 パソコンを持たない市民の方々が、 最寄りの公民館でこの端末を使ってサービスを受けるということを基本目標に公民館に設置しているはずでございますので、 ぜひ、 そういうふうに隅っこのほうに置かないで、 せめてロビーのほうに出しておいて、 市民が利用できるような体制をとっていただきたいと思います。 できれば、 ロビーのほうで男鹿市のホームページでも流しておいて、 それを市民の方から見てもらったり、 利用してもらったり、 あるいは、 職員の方が操作の仕方を教えたり、 そういうふうに有効利用していただきたいわけです。 あの事業は4,400万円、 公民館のパソコンはその中の一部ではございますけれども、 本当に今の状態だと宝の持ち腐れでございます。 これだと市民にとっても損失になりますので、 ぜひ有効活用お願いします。 そのへんももう一度答弁お願いします。

 それから、 サテライト男鹿の問題ですけれども、 市のほうで、 どのような影響が出てきたのか、 調査したのかと先ほど聞きましたけれども、 調査したかどうかは答えてなかったように思いますので、 そのへんもう一度お願いします。

 それから、 あまり問題はない、 交通量も警備員など配置して問題ないというお話でございましたけれども、 実際のところは、 裏通りに行くと、 先ほども言いましたようにすごい数珠つなぎになってですね、 対向してくる車は全然その時間帯は、 向こうから入ってこれない。 それから、 狭い道路ですので、 人も車によって歩けない状態です。 かなり危険な状態ですので、 そのへんのところもしっかり市のほうで調査してですね、 道路の交通問題も対処していただかないと地元で大変な問題ですので困ります。 もう少し、 適切に措置をお願いいたします。

 できればですね、 交流人口も、 かなり一時的に入っていますけれども、 近所のジョイフルさんやアマノさんとか、 いくらかは影響はあると思いますけれども、 旧市街地の商店街には、 ほとんどいい影響は与えてないと思います。 そのへんの活性化対策もちょっと考えていただかなければ船越の住民、 納得しないと思いますので、 よろしくどうかお願いします。

 それから、 地元への還元金の一部返還、 還元ということでございますけれども、 あのように、 いろいろな賛否両論の中で設立できたというのは、 地元の人たちの強力な運動があってはじめてできたわけでございまして、 とりあえず、 まずはですね、 地元の同意、 判こがなければあそこには絶対できなかったわけです。 それで、 今、 市では、 全体的に収益金いただいているわけですけれども、 はっきり言って男鹿市ではぬれ手にアワ、 棚ぼたという感じの収益金だと思います。 ということで、 地元への配慮というものは必要だと思いますので、 ぜひ考えていただきたい。 しかも、 その1パーセントの交付金というのは、 もともと環境整備費として市に払われていると思います。 そういう趣旨のお金だと思いますので、 まず最初に、 地元船越地区の環境整備に使用するのが妥当ではないでしょうか。 私は、 そのほうが筋だと思います。 もう一度考えて答弁をお願いします。

 それから、 パソコンの配備、 東中学校に競輪の収益金で配備したのだという話もあったんですけれども、 もともと小・中学校のパソコン配備というのは、 文部省の推進事業のほうからも補助金をいただいておりますので、 全くのサテライトのお金で購入したというわけではございませんと私は考えております。 そのへんはどうでしょうか。

 次に、 自殺防止の対策についてでございます。 まだもうちょっと意識が弱いようでございまして、 ちょっと悲しいんですけれども、 やはり個人的な問題ではございますけれども、 このように全国一の自殺率、 しかも5年続いたという現状、 これを考え合わせますと、 やはり、 行政でもこれは黙っていられない問題でございますし、 我々市民も黙視できない問題でございますので、 もう少し地域に見合った施策を、 やはりそろそろ考えるべきではないかと私、 考えますので、 やはり、 行政でもこれから手をつけていかなければならない問題だと思います。 ですので、 もっと意識を持ってもらわないと困ります。

 参考事例としてちょっと申し述べますけれども、 東由利町では紙芝居を利用してお年寄りとどうつき合っていくのか考えているそうでございます。 また、 由利町では、 保健婦さんたちが中心になり、 カウンセリング運動をしているということでございます。 藤里町でも自殺防止チームをつくり、 何ができるか探っているようでございます。 このように、 少しずつではありますが、 皆さんも意識を持ってきて、 活動、 行動しておりますので、 ぜひ本市でもこれから意識を持って啓発運動なり、 対策を立てていただきたいと思います。

 以上で2回目の質問を終わります。 適切なるご答弁お願いします。

議長 (菅原清春君)  佐藤市長

    【市長 佐藤一誠君 登壇】

市長 (佐藤一誠君)  船木議員の再質問にお答え申し上げます。 ゲートボール場のことにつきましては、 後ほど、 部長のほうから答弁させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

 それから、 地元企業への施工の働きかけについては、 答弁申し上げましたように、 これからも強力に働きかけてまいりますが、 現時点で、 地元企業が受注したかどうか、 ちょっと今わかりませんので、 調査をして後ほど、 ご連絡申し上げたいと思います。

 それから、 経常経費の節減の予定の中身ということでございますが、 今回、 86.6パーセントに下がった大きな要因は、 やはり行政改革の効果が出てきていると思いますので、 まず1点目は行政改革を推進していくこと。 それから、 公債費を下げていくということで、 それを早く返していくということが大変効果的だと思いますので、 そのへんを重点的に考えていきたいと。 ただ、 財源に限りがありますので、 そのへんは十分見ながらやっていきたいと思っております。

 それから、 出張所の統廃合につきましては、 13年度から検討していくということで、 これから中身については、 もちろん議会のご承認もいただかなければいけませんし、 それから、 もちろん住民と協議をしていかなければいけませんし、 2つが果たして正しいのか、 あるいは3カ所なのか、 そんなことも含めて、 全体的に皆さんからご意見をいただきながら、 住民の理解を得て進めていきたいと思っております。

 それから、 アンケートでございますが、 検討させていただきたいと思います。

 それから、 そのあとどう使うかということでございますが、 これにつきましては、 全く建物を壊してしまうというわけではありませんので、 その中の使い方については、 地域住民の皆さんの要望に十分こたえて使っていくことにしてまいりたいと考えております。

 それから、 ITの関係でございますが、 ただいま事業計画を策定中でございますので、 その中で議員のご指摘のとおりのことを含めて、 早急な推進をするように進めてまいりたいと思います。 国でももう遅いと言われておりますし、 後手後手の対応かと思いますが、 早急に進めていくということで、 その計画の中にそういうものも考えて進めてまいりたいと思います。

 それから、 コンピュータの使用でございますが、 ご指摘のとおりでございますが、 ただ、 このコンピュータにつきましては、 市役所の業務でも使うということになっているもんですから、 事務所の中に入れておるんですけれども、 今後、 設置場所等も含めて利用促進について十分検討して、 早急に進めてまいりたいと思いますので、 よろしくご理解いただきたいと思います。

 それから、 サテライトについてでございますが、 定期的には町内会長さん、 あるいは、 諸団体といろいろ話をしてやっていっているわけですけれども、 今後、 先ほどの渋滞のような話もございますので、 関係者からよく話を聞いて対応を早急にしてまいりたいと思っております。

 それから、 地元へのサテライトの還元ということでございますが、 トウニン行事やら、 いろんなものに補助をしてきているわけですけれども、 今後とも、 意を用いながら進めてまいりますのでご理解いただきたいと存じます。

 それから、 自殺の関係でございますが、 考え方がちょっとぬるいということでございますが、 先ほど申しましたように、 自殺というのはどうも行政が真っ向から立ち向かうようなあれでもない、 ちょっと、 そういう面もございますけれども、 やはりほっておけないということでございますので、 今後とも、 先ほどご答弁申し上げましたとおり、 関係者といろいろ協議を取りながら、 これに取り組んでいくという方向に今度、 持っていきたいと思いますのでよろしくご理解いただきたいと思います。

 以上でございます。

議長 (菅原清春君)  中川産業建設部長

    【産業建設部長 中川百司君 登壇】

産業建設部長 (中川百司君)  防潮水門に係る2点にお答え申し上げます。

 まず、 第1点目は、 ゲートボール場の仮設地といいますか、 代替地でありますが、 現在の市民グランドから最も近い農業倉庫の向かい側を予定しているという状況のようであります。 それが工事完成後、 そのゲートボール場はどうなるのかと、 こういうお尋ねもありましたが、 工事完成後は、 現在使用しております市民グランドを整備していただいて、 仮設のそちらについては原状回復と、 こういう計画がなされております。

 次に、 地元企業の参加のお尋ねでありますが、 これについては、 すでに計画が出てまいりまして農政局と協議した段階から協議の都度、 働きかけをしてまいっております。

 ちなみに、 この工事は、 船越側は平成12年度は設計のみでありまして、 実際動くのは平成13年度、 こういう状態であります。 したがって、 現在のところ参加企業はないと、 こういうことでございます。

 それから、 地元企業を対象にしたある一定の工事金額といいますか、 その大半は大手で対応されるようでありますけれども、 地元企業を活用したいという工事金額は9,000万円以下と、 こういうひとつの設定がなされておるようであります。 大手企業に対する協力業者といいますか、 そういったことについてもあわせて働きかけをいたしているところでありますので、 よろしくお願いしたいと思います。

議長 (菅原清春君)  高橋総務部長

    【総務部長 高橋金一君 登壇】

総務部長 (高橋金一君)  地域情報化推進委員会についてお答え申し上げます。

 具体的な取り組み事項としましては、 インターネットの普及ということで取り組みましたが、 これにつきましては、 市内の小・中学校のインターネットを全部網羅したほか、 今回の地域インターネット事業で庁内、 そして公民館を結ぶインターネットを含めまして40台を設置したところであります。

 次に、 小・中学校へのコンピュータの計画的整備ということにつきましては、 平成11年度に東中学校、 平成12年度に南中学校、 そして、 13年度には北中学校を予定しているところでございます。

 そして、 3番目に、 庁内職員の1人1台の配置という整備計画でございますが、 現在、 庁内には256人おりますが、 パソコンが204台配置してございまして、 もう52台については年次計画で整備してまいりたいと、 いうふうに具体的に取り組んでいるところでございますのでよろしくお願いいたします。

議長 (菅原清春君)  さらに質問ありませんか。 2番

2番 (船木正博君)  どうもありがとうございました。 ちょっと私、 1点聞き忘れたところありましたので、 船越防潮水門の大手企業名を知らせてください。

 これからも防潮水門終わるまでいろいろなことがでてくると思いますので、 その都度やはり市民の方と協議して、 情報を早く教えてもらったり、 いろいろな手続き等、 早目に早目にやっていただきたいと思います。

 それから、 公民館のパソコンですけれども、 操作できる方はあまりいなかったわけです。 やはり、 本庁との連絡でいろいろ使っているところもあったようですけれども、 できれば、 本庁のほうから、 もう少し利用方法等、 しっかりした方針といいますか、 計画を公民館のほうに指導してですね、 ぜひとも有効利用、 これを活用していただきたいと思います。 これからもいろいろ質問しますけれども、 今の2点、 大手企業名、 それから、 これから公民館のほう指導していく方針あるのかどうか、 そのへん2点お願いします。

議長 (菅原清春君)  産業建設部長

    【産業建設部長 中川百司君 登壇】

産業建設部長 (中川百司君)  工事の発注は平成13年度が予定されておるようでありまして、 まだ企業までは選定はされていないような状況であります。

 それから、 住民に対する周知あるいは協力関係はできるだけ速やかにと、 これは住民の意見、 要望の中にもございましたので、 そのように対応してまいります。

議長 (菅原清春君)  総務部長

    【総務部長 高橋金一君 登壇】

総務部長 (高橋金一君)  公民館のパソコンの有効利用につきましては、 今後、 職員の研修を図るとともに、 基準等を設けまして徹底を図ってまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

議長 (菅原清春君)  2番船木正博君の質問を終結いたします。

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