○2番(船木正博君)
それでは、再質問、まずは、財政問題のほうからお伺いします。いろいろ、年度別にお聞きいたしましたけれども、やはり、毎年、だんだん下がってきている、マイナスになってきている傾向にあるようでございます。これは、社会的な景気の面もありまして、当然の流れと言えばそうなってしまうんですけれども、それゆえに、自助努力、財政基盤の強化にこれからもっと努めていかなければならないというのが私の考えであります。
それで、もう一度お聞きしたいんですけれども、11年度の経常収支比率はいくらになっているのか。あるいは、11年度の公債費比率ですね、これも見込みは出ていると思いますので、公債費比率はいくらになっているのか。それに関連して、起債制限比率ですね、以上3つの、11年度の、現在のところ見込みだと思いますけれども、わかっている範囲でこれをお知らせください。
それから、税収が年々下がっているようであります。これは市民の活力とかもいろいろありまして、一概には市のほうで上げるというわけにいきませんけれども、やはり、これは全体的な市の運営方法として、企業誘致であるとか、高校生の就職先確保にしても、市内企業は本当にまだ未熟でありまして、企業のそういった人材を募集するような、そういうふうな施策を市のほうでもどしどし行っていただいて、まずは、市のほうに人材を増やしていただきたい。そうしたことによって、税金がいくらかずつでもこれは増えてくるという見通しになると思います。
それから、税収下がっておりますけれども、その反動として、市債がこれから増えていくんではないかなという、そういうふうな懸念もございます。それで、市債、これは借金になるわけですけれども、現在までの累積残高はいくらになっているのかですね。これは年々増えているのか。あるいは減っているのか。その辺のところをご説明願います。
市債が増えると公債費との絡みで、公債費のほうも上がっていくと思いますので、そういうことになりますと公債費比率も上がっていくわけです。そうするとますます、硬直化が進んでいくわけですので、そういうふうな見通しを立てた上で、どのように対処するか、市としても方針を決めなければいけないと思いますので、そういうふうなところをもう一度、説明お願いいたします。
とにかく、財政のほう、積極的な行財政の運営と、これからは何といっても新しい発想で今後の厳しい時代を乗り切っていただきたいと思いますので、そのためには徹底して無駄をなくし、今ある財産の有効利用ですね、これをもっと綿密に計算してやっていただきたいと思います。
財政問題のほうは、今言いましたことを、もう一度質問いたします。
それから、PTAの研究大会の問題でございますが、今年の県大会のほう、資金面では30万円補助していただいたということを聞いております。これは普通、郡市関係であれば、市とか町とか村とか、分散して補助を出すわけですけれども、本市は1市で30万円、ほかのほうと同程度に出してくれたということで、これは本当に感謝いたします。この方向で来年の全国大会もいろいろな方面のそういうふうな条件を調べて、できるだけいい方向に持っていっていただきたいと思います。
それと、運営面のほうは、まだPTAのほうからも相談がないということで、これからまた相談を持ちかけられると思いますけれども、PTAといっても、やはり、いろんな人の集まりで、なかなかうまくいかない面もありますので、そういったところは、市教委あたりの専門家のアドバイスというものが非常に必要になってくると思いますので、相談がなくても、こういうふうにやったらどうかということもご指導いただければなと考えておりますので、どうかよろしくお願いします。
例えば、来年、1,000人規模の大会で全国から関係者がやってきます。そういうことで、男鹿市をアピールするにも、大変いい機会だと思います。とういうことで、男鹿市でも独自にそうした皆さんにアピールするような方法、今のところ思いつくのは歓迎の看板を立てるとかですね、いろいろそういうふうな、それから、物産、特産品など紹介、PRするコーナーを市でも設けたらとか、いろいろなことが考えられます。他県でも、いろいろ行政のほうも、いろいろそういうふうなかかわり合いを持ってやっているようでございますので、積極的に運営にもかかわっていただきたいと思います。
ということで、また、今年、来年、いろいろPTAのほうでもお世話になると思います。できるだけ、PTAでも頑張りますけれども、市のほうでも、できるだけバックアップ、強力にしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
それから、鵜ノ崎の問題ですけれども、県が多目的使用ということで作られたということでございまして、そうすれば、テントも許されているということになるわけですね。テントを許されておりますけれども、それなりにテント客の持ち込むごみと、車の問題とかいろいろありますので、やはり、テント客への指導は必ず行わなければいけないと思います。この夏、すぐに夏、既に来ている方もいるかもしれません。早急の問題ですので、また、今年もあのような状態になれば大変な問題でございます。付近の住民も、大変迷惑をこうむっていらっしゃいますので、その辺、規制するというのはちょっと考え物ですけれども、道路の問題とか、ごみの問題とかは、やはり何としてでもこれは解決しなければいけない問題ですので、ぜひとも対処をお願いいたします。
仮に、あの辺、テント張るとすればかなり狭いですね。テント張って駐車場の敷地が足りない、そういった場合に、できることであれば、向かいに空き地があるわけですね。草地になっておりますけれども、ああいうふうなところを借り上げてですね、駐車場にして、今現在ある駐車場のところを、テントを張れるような敷地にするとかですね、そういうふうなことも考えることができますので、どうか、今年の夏、車の問題、ごみの問題、これはぜひとも解決していただきたいと思いますので、対処をお願いいたします。
それから、土砂崩れの件でございますが、私、最初、いろいろ県の方とかいろいろ関係者の方から、ちょっと耳にした話なんですけれども、6月の中ころに大体片側通行ができるんではないかという、そういうふうなお話も聞いたことあります。それが25日ということで、大分遅くなったなと感じているわけでございますけれども、例えば、崩落事故が起きた時点で、自衛隊に依頼して早く対処してもらうとか、そういうふうなことはできなかったんでしょうか。私も、見てまいりましたけれども、1週間くらい前に見てまいりました。まだ、半分よりちょっと上のほうを削って、まだ3分の2程度だと思います。それで、25日までできるのかなと、ちょっと今、不安になっているところでございますが、できるだけ早く片側通行、お願いいたします。
片側通行も通行ですけれども、あの辺の観光業者の方、あるいは、加茂から船川のほうに通っていらっしゃる方、加茂から通っている方はかなりの遠回りになります。それから、観光業者の方も閑古鳥が鳴いているという、そういうふうな話も耳にいたしておりますので、これはぜひとも、借り入れや、そういうふうな面で面倒見てくれるのもいいんですけれども、支援とか援助とかも、要望があればですね、温かい心で援助してあげればいいんではないかなと感じている次第でございます。
ということでまず、2回目の質問は以上です。
市長(佐藤一誠君)船木議員の再質問にお答え申し上げます。
まず、財政のほうの問題でございますが、一部また総務部長のほうからもお答え申し上げますが、私からは、議員おっしゃいました、働く場をできるだけ作って、若い人が働いて税収になるようにというふうなことの話だったと思いますけれども、できる限り男鹿に残って、就職の場、これからまた、働く場の創出を目指して、県のほうとも一体となって、企業誘致にも努めてまいりますが、現在、市内にある企業からも、一人でも多く採用していただくように今月中にも私、市内の企業と、それから学校を回ることにしておりますので、これからまたそういう努力もしてまいりたいと存じております。
それから、鵜ノ崎のほうの渋滞、それからまた迷惑行為でございますが、これらの対応、大変、問題があると私も認識しておりますので、今年もまた、できる限り対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
それから、加茂地区の土砂崩落でございますが、突然の崩落で、県のほうでも休みを返上して現地に入りまして、大変、危険な場所だったものですから、先ほど申し上げましたように、労働基準監督署、これらの協議も必要になったということで、2次災害が起きれば大変だということでの対応でございました。そういうことで、若干遅れぎみでありますが、25日よりも、1日も早く開通できるように今後とも県のほうに強力にお願いしてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。
議長(菅原清春君)高橋総務部長
【総務部長高橋金一君登壇】
総務部長(高橋金一君)財政問題について、お答え申し上げます。最初に、財政指数の関係でございますが、現在のところ、平成11年度の指数につきましては、決算統計を現在分析中でございまして、正確な数字ではございませんで、推計でございますので、それを前提にお聞きいただきたいと存じます。
最初に、経常収支比率でございますが、平成10年度、87.9でございますが、現在のところの試算では、約0.7の減、87.2ぐらいではないかと推計されております。
次に、公債費比率でございます。これは、平成10年度が13.9でございます。これも0.3ポイント下がりまして13.6。次に、起債制限比率でございますが、平成10年度が11.1でございますが、平成11年度では0.4下がりまして10.7という実態になってございます。
次に、自主財源の確保でございますが、先ほど、市長も申し上げましたように、市税の的確な把握に努めながら、その自主財源の確保にこれからも努めてまいりたいといふうに考えております。
第3点の市債の残高についてお答え申し上げます。平成10年度末の起債の残高は、132億9,346万9,000円でございました。これが、平成12年度、6月補正までの残高では、129億4,033万6,000円となってございまして、これは毎年、12億円以内の起債発行高にするということの措置が効果を発揮いたしまして、平成10年度の132億9,000万円から、平成12年度の129億4,000万円と、こういうふうにして、いくらかでも毎年下がってきている状況にございますので、よろしくお願いいたします。
議長(菅原清春君)小玉教育長
【教育長小玉啓太郎君登壇】
教育長(小玉啓太郎君)PTA関係についてお答えいたします。
今年も、全国大会あるはずでございますので、そちらのほうの情報を手に入れていただきながら、私どものほうにいろいろご提言をしていただければ、大変ありがたいと思います。
先ほども申し上げましたように、行政でできる範囲内で、精いっぱい努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(菅原清春君)さらに質問ありませんか。2番
2番(船木正博君)財政問題ですけれども、今、お聞きした点では、比率がいくらかずつでも11年度は下がっているということで、いくらか明るさが見えてきたような感じがいたしますが、先ほど、古仲議員さんも質問なされておりましたけれども、やはり、こういうふうに資産と負債を一目瞭然にするために、やはりこれからは企業会計を取り込んだバランスシート、これもやはり導入していかなければいけないのではないかなと考えられます。既に研究している都道府県もたくさん出てきておりますし、秋田県なんかでも、この前の新聞に今年の、11年度でしたか、バランスシートが載っておりました。秋田県でも他市町村と協力しながらやっているということでございますので、男鹿市のほうでも、先ほど、調査、検討しているということでございます。それは、どの程度進んでいるのかですね、ちょっと聞いてみたいと思います。
今のところ、バランスシートをやっているところはほとんど都府県になりますけれども、市町村関係でも、ちょうど男鹿市と似通ったところがございまして、福岡県の赤池町というところですけれども、こちらは、人口が3万5,000人くらい、歳入歳出の年間の予算が140億くらいと、ほぼ男鹿市と似ているような自治体、ここは二、三年前からバランスシートを取り入れて情報公開しているようでございます。そういうふうな先進的な町もございますので、男鹿市はどの程度のところまで調査検討なさっているのか、これをひとつご説明願います。以上です。
議長(菅原清春君)高橋総務部長
【総務部長高橋金一君登壇】
総務部長(高橋金一君)バランスシートと導入でございますが、これにつきましては、市民にわかりやすい財政状況の公表、そして、他の地方公共団体とわかりやすい比較ができるものということでございまして、これを個々の自治体がばらばらに行っていたんでは、比較もできないということでございますので、男鹿市としては、現在、研究会で研究しているその成果を受けて、国で基準として達成したものについて、国と同様な基準で、これから導入していきたいといふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(菅原清春君)2番船木正博君の質問を終結します。