〇議長(菅原清春君) 総務部長
【総務部長 高山紀彦君 登壇】
○総務部長(高山紀彦君) ただいまのご質問のうち、二点につきまして私から答弁させていただきます。
第一点目の前期基本計画における達成率の中で、第四章の教育・文化・スポーツの振興の達成率が低いと。その理由と今後の対応ということでございます。ご指摘のとおり、第四章の教育関係につきましてはおおよそ三四パーセントの達成率でございまして、残り六六パーセントの内容につきましては、その積み残された事業がございます。その主な事業を申し上げますと、「ふるさと交流センター建設事業」というのがございます。この事業は児童生徒等が研修宿泊して交流するという事業でございまして、このことが前期ではできなかったと。この件につきましては、後期基本計画におきまして「ふるさと少年自然の家の整備事業」として位置づけして引き続きこれらについての事業を実現していきたいという考え方でございます。
次に、小学校木造校舎改修事業が前期では位置づけされておりましたけれども、統合等の問題がございまして、これらについては積み残されたと。このことにつきましては、既に統合が平成十三年からはじまる小学校等ございますので、これにつきましては後期については位置づけしてございません。
さらに、中学校の屋外運動場照明施設設置、これは南中学校、東中学校に照明施設を設置するということで前期、位置づけしてございましたけれども、この照明施設の利用の頻度等を調査検討いたしました結果、これをやった場合でもそう利用というものは図られないという考え方で、その効果等を検討した結果、後期基本計画につきましては、この件につきまして位置づけいたしてございません。
さらに、船越小学校の大規模改造事業が前期で位置づけしてごぎいましたけれども、これは引き続き、後期基本計画のほうに位置づけいたしてございます。 さらに、東中学校のダラウンド整備等を含めました小中学校のグラウンド整備事業につきましても、後期基本計画のほうに位置づけいたしてございます。
さらに、総合運動公園の改修工事につきまして、これも積み残されてございましたけれども後期基本計画のほうに位置づけいたしてございます。
もう一つございまして、前期基本計画におきまして、総合博物館の建設事業を位置づけいたしてございましたけれども、この件につきましては、後期基本計画におきまして、歴史民俗資料館事業として位置づけさせていただいてございます。
以上が第一点目のご説明でございます。
二点目の、地域情報化計画研究会の設置についてのお尋ねでございます。この件につきましては、ご承知のとおり、高度情報化が進む中で、非常に各分野におきましてこれが進んでございます。しかしながら、これを進めるにあたって、具体的にどうい課題があって、どういう内容の中で、本市として進めるべきかということをまず検討する必要があるという考え方に基づきまして、まず庁内に、今考えているのは実技の課長補佐クラスで十二名ほどで研究会を平成十二年四月から発足させまして、できますれば一年間ぐらい検討をしていただきまして、その結果に基づきまして、この地域情報化の基本計画を策定して参りたいという考え方で、このたび位置づけさせていただいたという内容でございます。
以上です。
○議長(菅原清春君) 産業建設部長
【産業建設部長 中川百司君 登壇】
○産業建設部長(中川百司君) 二点日の観光総合センターについてであります。
このことは、後期基本計画に位置づけをさせていただいておりまして、このあと、設置場所、規模、内容、管理運営体制、こういったものを調査、検討して参りたいと考えております。
〇議長(菅原清春君) 再質疑ありませんか。二番 〇二番(船木正博君) まず、達成率の件についてお伺いいたしますが、達成率でなされていないというのがふるさと児童生徒の交流事業とか、あるいは屋外運動場照明施設、あるいは小中学校のグラウンド整備、そういった所の子供たちの教育施設、運動施設がほとんど手がつけられていない。そういった状況だと思われます。私も前回の九月議会でグラウンド整備の件では、いろいろと質問させていただきましたけれども、なかなかそういった児童生徒にかかわるような問題が先送りされているような感じがいたします。私の感じとしては、教育委員会のはうからは、財政課のほうへ要望等はかなりいっているとは思いますが、なかなかその予算措置がされてこないと。そういうふうな感じを受けているわけです。そういったわけで、どうしてこのような子供たちの施設というか、そういうものが取り残されているのか。緊急度とか優先順位が低いからなのか、もし、そういうことで遅れているとしたならば、いまは、国をあげて少子化対策に取り組んでいる時でございますし、この少ない子供たちを健やかにたくましく育てるためにも、こういうことは最重要課題だと私は思いますが、その点はいかがなお考えなものでしょうか。何も子供をつくるだけが少子化対策ではないと思います。そういった意味で、教育・スポーツの振興とともに少子化対策からいっても、こういった設備等は緊急度が高いのではないかと、逆に私はそういうふうに考えるものでありますので、そのへんのお考えをお聞かせ下さい。
それから、二番目の観光総合センターでございますけれども、これから後期計画において検討するということでございます。できますならば、私の要望ではございますが、男鹿市の玄関口に、やはり観光案内所や物産館、そういったものを含めた総合センターを検討していただけないかなと、このへんのとこを要望いたします。
三点目の情報化基本計画の件でございますけれども、これからはますます情報化社会が進みまして、我々一般市民でもかなりパソコンとかインターネットとか使われる状況になってきております。一つの例を申し上げますと、富山県の山田村、これは人口が二千人くらいの村でございますけれども、ここは電能村として全国的に今、有名になっているところでございます。この前も小渕首相、それから堺屋経済企画庁長官も視察に行ったということでございますが、ここには全戸にパソコンがありまして、しかも、おじいちゃんやおばあちゃんがそのパソコンを利用して情報交換をしている。そういった先進的な場所でもありますけれども、そこまで行くには大変ではございますけれども、できるだけ、これからの時代に即応した情報化対策というものを早急に進めていただきたいと思います。
できれば、私の考えでは、もうとっくに研究のほうは終わって、基本計画に取りかかっていなければいけないような、そういう時期になっていると思いますので、そのへんのところも考えまして、これから一層情報化のほうにもカを入れていただきたいと思います。
その三点、もう一度ご答弁お願いいたします。
○議長(菅原清春君) 教育長
【教育長 小玉啓太郎君 登壇】
○教育長(小玉啓太郎君) お答えいたします。教育関係予算につきましては、市の財政当局からは格段のご配慮をしていただいて、私の感じでは、かなりよくつけていただいているなと、そういう認識を持っている一人でございます。
なお、ふるさと交流センターでございますが、これは椿中学較の統合に絡んで、小学校を前の中学校に持ってくるために小学校の校地が空いてしまうと。その跡地利用等の問題で浮上してきた話でございまして、かなり詰めてみたわけですが、宿泊研修センターとしてあそこに建てるには、財政援助、いわゆる補助金が一切ないわけでございまして、もし補助金をもらうとすれば、椿小学校に併設しなければだめだという話になってきたわけでございまして、そういたしますと、小学校の跡地利用ができないということなどから地元と協議した結果、市民センターを建設していただきたいという地元の強い要望がございまして、あそこに市民センターを建設したと。そのために、ふるさと交流センターが少し先送りになったと言いますか、ということで、今回の後期計画の中に北機小学校の鉄筋部分を改造しながら少年自然の家的な、そういうものに持っていきたいということで後期計画に位置づけさせていただいたところでございます。
グラウンドの整備等につきましては、前にもお話したことございますけれども、東中学校の四百メートルトラックをそのまま改修したのではかなりの財政支出が伴うということなどから、学校当局や、あるいはPTA体育文化後援会などにお話をして、二百メートルトラックに縮小した上で、総合的に整備することはできないのかということでご提案申し上げたわけでございますが、その後、詳しい交渉、あるいはお話がないまま現在に至っているわけでございまして、後期計画の中ではそれらも含めてさらに整備を進めて参りたいということで位置づけさせていただいているところでございます。
船越小学校の大規模改修につきましては、先ほどご答弁いただいたとおりでございます。よろしくお願いします。
〇議長(菅原清春君) 産業建設部長
【産業建設部長 中川百司君 登壇】
○産業建設部長(中川百司君) 設置場所につきましては、総合的な視野に立って今後、検討して参ります。
○議長(菅原清春君) 総務部長
【総務部長 高山紀彦君 登壇】
〇総務部長(高山紀彦君)、情報化の件につきまして、まず、行政としてどういうことに取り組むべきか、また課題と内容を整理しながら、これらについて取り組んで参りたいと考えてございますので、ご理解いただきたいと存じます。
○議長(菅原清春君) さらに質疑ございませんか。二番
〇二番(船木正博君) どうも丁寧なご答弁ありがとうございました。
先ほどの教育長の話では財政課のほうでかなり予算をつけてもらっているという話ですけれども、つけているわりにはなかなか達成率が低いということでございまして、より一層の努力を求めるものでございます。
とにかく、せっかく基本計画、立派なものをつくりましたので、ここにのせてありますいろいろな施策を絵にかいた餅にならないように、一層の努力を期待いたしながら、今日の私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(菅原清春君) 二番船木正博君の質疑を終結いたします。